お友達と、「和声の連絡帖」西尾洋著を始めています。

 

今日は3日目、新しいカデンツの基礎練習が出てきました。

 

そこでの解説が、今、ちょうどブルグミュラー25番の曲に当てはまるので、

ここに記録しておこうと思います。

 

1番の素直 2番のアラベスク 

2曲とも、最初のAのaの部分が、トニック←→サブドミナントです。

後半の4小節にドミナントがたっぷり出てきて、借用和音まで出てきてくれます。

 

2曲続いているので、とてもわかりやすいです。

 

サブドミナントとドミナントの使う場所を、丁寧に紹介してくれているかのようです。

 

あまりに属七・借用和音・転調など、

ドミナント系が頻繁に出てくる時代の音楽を過度に聴き過ぎていると、

サブドミナントの感覚が鈍ってしまいます。

 

(※ドミナント系の表現で、借用和音に使われる副属七はドミナント→トニックの動きですが、

元になるⅡやⅣなどはサブドミナントになるので、曲全体として聴くと、サブドミナントの働きです。)

 

ヘンデルのハレルヤコーラス

「ハーレルヤ  ハーレルヤ ハレルヤ ハレルヤ」まで、全部トニック→サブドミナント

最後の「ハーレールヤー」でドミナントが出てくるのは有名ですね。

 

終止形として出てくる

主和音→下属和音→主和音 アーメン終止とも言われますが・・・。

変格終止、変終止

 

主音が保続されているので、安定感がありますね。

トニック・サブドミナント・ドミナントという3種類としての機能の聞き方を感じていました。

 

 

絶対音感の弊害として、機能和声として聞こえないのです。

違うチャンネルにして、聞こうと思います。

ただし、絶対音感がないから、機能和声として聞いているかというと、

それもまた違っていて、しっかり機能として聞く耳も育てなければいけない。

さまざまな聴き方をしたいと思います。

 

サークルでは、このようなさまざまなことをお互いに学んでいます。

宜しければ、どうぞ遊びにいらしてください!