いつもはゆる〜〜いハセヨのイロイロ。
でも今回は真面目な話。

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平尾さんをしのぶ会で挨拶された山中教授。全文は是非検索ください。
私が気になったのは「君のことを治せなくて…。本当にごめんなさい」の文。
平尾さんの治療にあたっていた山中教授。新しい治療に取り組んだ結果がうまく出せなかった事に謝っていた。


私の学生時代の友人が病気になった。今でも年1回は集まっている大事な大事な仲間。学生時代の友達って本当に大事。素直な気持ちの状態で会えるのって昔を知るこの仲間だけなんじゃないかな。
正直、自分と同い年で人生に関わってくる病にかかることが衝撃的すぎて現実が受け止められず。冗談だったらいいのにな…

友人と自宅に伺った時、玄関に置いてあったものを見て彼女が置かれた状態を悟った。
彼女が語る治療内容や薬を聞きながら、自分の気持ちを平らにすることに精一杯尽くした。「へー、そうなんだね」何もわからない、何も知らない…のフリをしていた。

私は製薬会社の社員。彼女がかかった病の薬も造ってる。だから他の友人より色々わかる事がある。聞かなくてもわかる事がある。病気には流れがある。この次に起こること…
こんな職業柄の経験値なんていらない。

彼女は色んな治療・色んな薬を試したがうまく結果が出せずにいる…と。
山中教授とは全然違う立場だし、直接私が治療しているわけでも私が薬を造っているわけでもないが、なんだか虚しい気持ちでいっぱいになった。
「ようちゃんの会社の薬効いたよ〜」って言って欲しかった、言わせたかった。
いや、どこの会社の薬でもいい。彼女を治す薬を早く!!

うちの会社の社是は「たった一度のいのちと歩く」
新しい薬を待っている患者様の為に立ち止まることは許されないんだと。

なんの為に私は毎日働いているのか。なんの為に毎日薬に携わって来たのか。大切な友達を助けれないのに。なんの為なんだろ…今も仕事をしながら毎日考える。

私に出来る事を考えた。アロマトリートメントとか。
いやいや、できない。アロマトリートメントで体が喜ぶことは病も喜ぶ。彼女を元気にしたいが、病も元気にしてしまう。いわゆる禁忌。
私に出来る事は何もないのか、弱ぇーな私。

みんなで集まればいつでも楽しかった女子大生に戻る。北海道旅行に行った時の思い出話になった。私が運転して、みんなはずっと食べてたねーって、楽しかったねーって。
また行こうね…と言って、今回は解散。

私に出来る事。
諦めない。必ずみんなで北海道に行く。
彼女のチカラを信じ、祈る。
そして…やっぱり薬を信じる。

信じるからの願掛けブログ。
私のブログはゆる〜〜いのがウリなんだから、なんでもゆる〜〜く楽しい事になるんだから。