3/11(金)波崎(はさき)の様子 | スポマネクラブ

3/11(金)波崎(はさき)の様子

スポーツマネジメントの近藤です。


3月11日金曜日午後3時前、大会初日の第4試合目終了間際に

グラウンドに立っていられない程の揺れを感じました。

一旦試合は中断、状況把握に努めましたが、

選手達は続く揺れに不安げな様子。

そして十数分後に「数メートルの津波が来る」と市内放送が入ります。
※結果的には波崎への津波は波崎港と鹿島港の被害で留まりました。


移動手段のあるチームには直ちに高さのあるセントラルホテルに行くように指示をしました。


僕も地震により体調を崩したマネージャーさん2人と

付き添いの2人を連れてセントラルホテルへ。

移動手段のないチームは歩いて少しでも高台へ移動させました。

後に宿の方々が迎えに来て下さいました。


携帯が信じられない程繋がらず、現状把握もままならないまま、

セントラルホテルへは5チーム70~80名が避難。

高速バスを待っていた一般の方なども大勢ホテルのロビーに避難していました。

計200~300名はいたのではないでしょうか。


午後5時過ぎにチームを残し一旦波崎の方に戻ってみようとしましたが、

その頃には国道124号線が大混乱。


波崎に戻る事を諦め、再度セントラルホテルへ。

地震の状況が読めない事と混乱状態にある高速道路の状況を考え、

ホテルのロビーにて一晩を明かす事をチームに提案。

快く納得してくれました。


中々電話が繋がらない中、チームと離ればなれになっていた4名が

宿泊予定だったスポーツプラザイシバシのご主人さんと電話が繋がり、

ご自身の事で大変な最中、「しっかりとチームを守ってやれ」、

と励ましの言葉を頂きました。


一晩を過ごした翌朝、各チームがホテルを出発した後、

その4名を連れて石橋さんのもとへ向かいました。
チームに合流できた事を4名はとても喜んでおり、

無事だった事に石橋さんご夫婦も安心されていました。


こんな状況下の中でチームの事をとても心配して下さった石橋さんには

本当に感謝したいと思います。僕も励まされました。


グラウンドの状況は現在も見るに耐えない場所もあります。
確率は下がってきていますが、余震も未だ収まっていません。


しかし現地の方々は希望を捨てず、復興に向けて既に動き出しています。
震災直後にも関わらずチームを心配し、チームの為に危険を顧みず動いて下さった波崎の方々。
日頃からお世話になっている波崎の皆さんに恩返しをするのは今だと思います。


僕たちに出来る事は微々たる事かもしれません。
けれど僕たちの声が波崎の方々のパワーになる事を信じて、

スポマネは皆さんの声を波崎に届けます。


皆さんの波崎への応援メッセージを待っています。


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2011.3.22
近藤一樹