HEAT、みんな見てますか? | すぽぬるぽ

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プロ野球のことを中心に、
ニコ生パーソナリティの「はかせ」が色々なことを綴ります。

毎週火曜の夜に放送されているドラマ「HEAT」。
視聴率が低いという点がよく話題になっていますが、
みなさん見てますか?
はかせは初回から見てます。

  面白さ=視聴率

というわけではないと思いますが、
素人なりになんで面白くないとネットで言われているのか、
考えてみました。
完全に勝手な分析ですし、ネタバレ満載です。
嫌な人は見ないでください。
また、不快に思う人がいたらゴメンなさい。


【HEATの超ざっくりとしたあらすじ】
主人公の池上タツヤ(以降はたっちゃんと略す)は大手不動産会社に勤めている。
ある日、ライバルに再開発候補地を横取りされたたっちゃんは、
立地はいいけど住民から反対されていて誰もが敬遠した「幸多市」に目をつける。

地権者と仲良くするために自分の素性を隠して消防団員となって
地権者に近づいては、すったもんだを繰り返し土地譲渡の承諾を取り付けることを繰り返す。

そのうち、バカにしていた消防団員のみんなと仲良くなったり、
地元の人と仲良くなったりするたっちゃんだったが、
たっちゃんの上司こと、稲垣吾郎さん演じる日比野(以下ゴローちゃん)が、
「何甘いこと言ってんだよ!コラ」的なことを言われて、
たっちゃんは幸多市に来る前のたっちゃんに戻る。

が、なんだかんだあってやっぱり消防団を忘れられないたっちゃんは、
空き家に侵入する少年を目撃して、追っかけたのち、その少年に刺されて・・・・
(ここまでで7話です)

【何が問題なのか】
書いていて気がついたんだけど、

  『主人公のたっちゃんがよくわからない』

これに尽きるのかなー。
たっちゃんのキャラクターがぶれてる気がします。
多分シナリオライターはやってると思うんだけど、
たっちゃんがあまりに各話の中でぶれすぎに思います。

公式ページに書かれているたっちゃんの性格説明は
『クールだが、うちに熱い心を持ち、自信家で負けず嫌いな性格』
ってあるんだけど、個人的にはクールな印象をあまり受けませんでした。
また、自信家っていうところもあんまり感じません。

どっちかというと、
『単純で感動屋、周りに影響されやすいけど熱い奴』

うーん。
あんまり賢い人っていう印象を受けません。
精神的に弱く不安定な人みたいな印象になってしまいます。
そうなっちゃうと主人公の魅力が出てこない感じがします。


【HEAT、どうすればよかったのか】
もしはかせがこの脚本を修正してくださいって言われたら、諦めますw
というのも、要素を入れすぎていて何を見せたいのかがよくわかんない点が
一番の問題だと思います。
もしかしたら、たっちゃんはその犠牲になったのかもしれません。

それでも、やることになったとしたら
以下のポイントを修正すると思います。

 ・たっちゃんの性格やスタンスは、シリーズを通してほとんど変化させない。
  →クールならクール、熱血漢なら熱血漢。
   両方とも成立させたいなら、もう一人キャラクターを追加して、
   どちらかの役を担ってもらいます。

 ・消防団の話をするのか、土地を取得する話にするのか、に絞る。
  →両方ともいれて1話で完結させようとすると、どうしても話自他が軽くなるので、
   どっちかに絞って1話で完結させるにしてももっと深い話にする。

 ・テーマをはっきりとさせる。
  →『「守りたい」その思いだけで、誰もがヒーローになれる』というのが
   スローガンみたいなんですが、
   個人的にはこのスローガンだと消防団じゃなくてもいい気がします。
   ので、もうちょっと何を見せたいのかをはっきり書くのがいいと思います。
 
ま、つらつらと書いてきましたが、
個人的には楽しんで毎週見ていますし、
最終回まで追いかけるつもりです。

皆さんもこれを読んで興味が沸いたら是非「HEAT」ご覧くださいな。


【おまけ:各話のあらすじ】
(第1話)
 ・大手不動産会社にヘッドハンティングされてたたっちゃんは、
  自分のビルの避難訓練は無視してでも仕事をするくらいの野心家。
 ・ライバルに先を越されたたっちゃんは、
  住民が反対していて誰も手をつけていない幸多市に目をつける。
 ・住民の情報を得るために身分を隠して消防団に入り情報を集めようとするたっちゃん。
  早速地主に取り入るために地主の愛犬の捜索に張り切るたっちゃんは、
  消防署の隊員に消火の手柄を横取りされたと思って怒るけど、
  お前には消せないっていわれてしょぼくれる
 ・消防団の立ち振る舞いに苛立ちを覚えて、消防団に参加しなくなるたっちゃんだったが、
  地権者の犬を見つけ、煙と炎に囲まれ動けなくなったたっちゃんを
  消防団員が助けたと知って消防団に戻る。

(第2話)
 ・市長が同じ土地を狙ってるかもっていう情報を得たたっちゃんは
  彼女のつてを辿って市長に接触。
 ・人気取りでイベントに参加した市長に接触しようとしたたっちゃんだったが、
  少年たちのいたずらの非常ベルの音でパニックになった人の発作を
  AEDで処置しようとするも使い方がわからない。
 ・なんだかんだあって、市長の信頼を勝ち取ったたっちゃんは
  市長の協力を取り付けることに成功する。

(第3話)
 ・病院の用地取得のために病院に潜入したたっちゃんは、少年のことをヒントにして
  医院長に接触することができる。
 ・そんなある日、幸多市長とつながりの強い国会議員秘書が献金の見返りに
  口添えしてくれるという話をたっちゃんの彼女がもってくる。
 ・不正献金だと退けるたっちゃんだったが、医院長との話がうまくいかなかったり、
  社長にせめられて、結局不正献金をすることに。
 ・土壇場になって、秘書の言葉で不正献金をやめるだけでなく、少年のために
  土下座をして、はしご車を借りて少年を喜ばせる

(第4話)
 ・消防団長代理となったたっちゃんは、認知症の老人に出会い、面倒をみることになる。
 ・老人ホームの改築の情報をキャッチしたたっちゃんは、理事長にアタックして、
  難なく移転話の承認をもらう。
 ・たっちゃんの彼女が、たっちゃんのライバルにこっそり秘密をバラす。
 ・誤解で認知症の老人を攻め立て、それが原因で老人はいなくなってしまう。
 ・台風の中で、老人を無事に発見するが、たっちゃん共々崖の下に落下。
 ・消防団の面々が二人を助けて、素直に「ありがとう」と言えるようになったたっちゃんは、
  その勢いで老人ホームの理事長に地元住民のつながりを大切にした
  防災に強い改築案を提案するも却下される。
  が、それを聞きつけた老人たちからの支持をうけて、老人ホーム以上の土地をゲット。

(第5話)
 ・ライバルに勝ち、再開発プロジェクトが幸多市に決定したため
  消防団にとどまる理由はなくなり、周りから退団を勧められたたっちゃんだが、
  なんとなく辞めると言えない。
 ・そんな中たっちゃんの彼女が消防団長にたっちゃんを消防団から解放してもらえないか伝え
  団長もこれを了承、たっちゃんに退団を勧め夏祭りを最後にたっちゃんは消防団を退団を
  決意する。
 ・夏祭りのトラブルを解決したたっちゃんは、やっぱり消防団に残ることに。

(第6話)
 ・就職活動がうまくいかない消防団員が団を休むといいだしたり、
  会社の成績が良くない消防団員がリストラに追い込まれたり、団はバラバラ。
 ・でも、色々あって、再び結束を固める消防団員。
 ・さらに地権者からの譲渡承認を得たたっちゃんは、再開発のプランを変更して
  ゴローのところに持って行ったら、ゴロー豹変

(第7話)
 ・ゴローに利益中心のプランにしないなら、ライバルに指揮権を渡すと言われ
  結局ゴローの言うことを聞くたっちゃん。
 ・再開発の計画が住民の知るところとなり、住民説明会に参加する消防団員たち。
  そこに現れたのは、たっちゃん。
 ・消防団員たちに詰め寄られても、冷たく土地を手に入れるために消防団に入ったという
  たっちゃんだったが、なんだかんだあって、周りからの無理してるっていう指摘に
  動揺する。
 ・そんな中、空き家に侵入する少年たちを目撃、注意したら、逆に刺されてしまうたっちゃん。


果たして、今日はどんな話が展開されるのでしょうか???