祖父がデイサービスを利用していた老人ホームに
ショートステイした時のお話![]()
私の実家は
田舎の小さな村だったので
ちょっと変わった人も多くて
祖父の同級生に
ずっと愛されホームレスをしている“ゲンチャン”という人がいました
朝、各家庭をまわり
バナナをもらっては食べながら歩き
次の家ではゆで玉子
我が家にくることも時々ありました
家にきたときは、ご飯、おかず、しっかりと食べて
コーヒーは砂糖とミルク入り
猫舌だから氷を2個入れてあげると
嬉しそうに笑って飲んでいました
ある日
そのゲンちゃんが老人ホームに入所してきました
そんな時に祖父もショートステイをお願いしたので、二人は同じ部屋になりました
同級生同士だから私も安心![]()
と思っていたのですが
な、なんと
夜中に、祖父がゲンチャンの頭を
ペンペン叩いていると言うではありませんか![]()
歩けないはずの祖父が
ベッドや家具をつたい歩きをして
寝ているゲンチャンの頭を手でペンペン![]()
言い方が悪いかもしれませんが
自分よりはるかに下の生活レベルと思っていた人と、同じ境遇になってしまったからなのか…
他に本当は恨みがあったのか…
その辺りは詳しく話してくれませんでしたが
食事の時にも同席で
なんとお茶をゲンチャンに向かってかけたらしい…
施設では、少し冷ましたお茶を出していたので
そして、席も少し離れていたので、
お茶は届かなかったようですが…
もしかしたら、祖父には
複雑な思いがあったのかもしれません…![]()
そして、
ヤンチャな
祖父の介護エピソードは
まだまだ続きます
ありがとうございました![]()
またね![]()
