「躁うつ病」ということに対して敏感になりすぎないこと | 国際結婚と中国語と、ときどき猫と村上春樹

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国際結婚のこと、猫のこと、中国語のこと、料理のこと、音楽のこと、買い物のこと、日々のこと、好きな村上春樹さんの小説のこと。

ずっと更新したいと思っていたのだけど、なかなか時間が取れなくて更新が遅れてしまった。

というのも、詳しくは改めて書きたいのだが、今教習所に通っているからだ。

夫の躁うつ病が再発する二週間ほど前に、日本移住に向けて免許を取っておくために

教習所で講習を受ける手続きを済ませ、お金も全額払ってしまっていた。

もちろん、講習を受ける前であればお金は戻ってくるので、

こんな大変な時期だし車の免許取得は先延ばしにしようとも考えたのだが、

旦那は薬を飲んで少しずつ落ち着き始めたし、

私自身家にずっといて旦那の症状はどうかとずっと心配して見ているよりも、

外に出たほうが気分転換になるかもしれない、くらいの気持ちで、結局そのまま免許取得のために

教習所に通い始めたのだ。

しかし慣れない車の運転練習で、これはこれで緊張してストレスがたまるし、

学科試験のための交通ルールブックも当たり前ながら全部中国語なので、その勉強もしなければいけない

プレッシャーもあり、運転練習は平日毎日一時間だけとはいえ、終わった後はぐったりして

いろんなことをする気になれなかった。

 

で、車の運転練習も後半戦に入り、少しずつ慣れてきて心にも余裕が出てきたので、またこうして

ブログを書いている、というわけである。

 

旦那の精神状態は前よりずっと安定してきたのだが、その途中で、「薬を飲み続けるかどうか」

について、大きな喧嘩になったので書いておこうと思う。

旦那としては、症状が出始めたとき、症状があるときに薬を飲むのはもちろんかまわない、という。

私としては、長期的に薬を飲ませ続けるのは副作用等心配だが、途中でやめて再発したときのことも心配、という複雑な心境だ。

 

先週精神科にまた行ったのだが、その時旦那が「薬を飲むのは今回で終わりにしようかな」とポツリと漏らしたことで、喧嘩が始まった。

「え、もう飲まないの?でもちょっと心配だよ。」

私がそういうと、「俺のことを病気扱いするな!世の中みんな誰でも多かれ少なかれ病んでるんだよ。どうして俺だけ病気みたいな扱いを受けなきゃ

ならないんだ!」

と旦那は声を荒げた。

私は「風邪をひいたら誰だって薬を飲むでしょう。躁うつ病だって発作が出たら薬を飲む。同じじゃない。ただそれだけのことだよ。」

と言い返した。そこからはお互い興奮してちょっと言い合いになったのだが、それは省略しておこう。

 

結局翌日、落ち着いてからもう一度話した。旦那は別に、薬を飲むことについて鼻から拒否しているわけではない。ただ、本当に

長期的に飲み続ける必要があるのか、そのことに対しては疑問を抱いているのだ、ということだった。

そういわれると、実際私もそのことには疑問を抱いていたので、うーん、となってしまった。

 

 

躁うつ病について本を買って読んだり、ネットで調べたりすると、たいていは「基本的には一生の間再発を繰り返すので

薬を一生涯飲み続ける必要がある。」と書いてある。そして、躁状態になった時の患者のひどい状態や、

離婚にいたったケースなどに言及されていて、もちろん知って役に立つのだが、ネガティブな情報が多くて読んだ後に若干

「読まなきゃよかった。。。」という気持ちになる。

 

ただよーく読んでいると、躁うつ病の症状は経過は人それぞれ違うということ、長期的に薬を飲んでも必ずしも再発したときの症状が軽くなるとは限らないという

説もあること、長期的に薬を飲ませるのは製薬会社や精神科側の都合という側面もあること、副作用についてきちんと公表されていない部分もあること、

なども見えてくる。

 

そういった意味では、私も今のところ、長期的に薬を飲ませ続けるのはどうなのだろうか、という疑問を抱えているところだ。

 

それよりは生活リズムを整えることや、ストレスがあまりたまらないように生活すること、ストレスがたまってもうまく発散できるようにすること、

食事や運動に気を付け体を全体的に整えること、のほうが大事かもしれない、という気持ちもある。

 

そして結局のところ、信頼できる医師に出会えるかどうか次第なのではないか、という気がしてきた。

信頼できる医師の言うことだったら、この薬を飲めと言われたら飲むし、飲まなくても治せますよ、と言われたらそれを信じて頑張れると思う。

 

日本移住がもうすぐ、という時になって旦那の躁うつ病再発があり、精神的に私もかなり混乱し、日本移住はやめたほうがいいのかも、と

何度も思ったのだが、旦那は躁状態の時も、躁状態が落ち着いている今も、一貫して日本に移住したい、と言い続けている。

私も私で、今回のことがあったからこそ、私の家族のそばにいたほうが、多少心強い、という気持ちもある。

そういうわけで、今のところは以前の計画通り、今年の6月ごろには日本に移住するつもりで準備を進めている。

もちろん日本に行ってみて、旦那の様子や状況を見て、日本に住み続けるか台湾に帰ってくるか柔軟に判断したいとは思っている。

 

旦那の躁うつ病が再発したことで、旦那が何かあって興奮したり怒ったりすると、ドキッとするようになった。

もしかして、また悪化し始めたんじゃ?これは病気のせいなんじゃ?

もともとの性格なのか、そうじゃないのか。

本人の自然な感情なのか、病気のせいなのか。

その判断が、とても難しいと感じるようになった。

躁うつ病の家族にとっては、こんな風に敏感になるのはしょうがないことなのだと思う。けれど、

あまり敏感になりすぎても、旦那が心地悪い思いをすることもわかった。

確かに自分が逆の立場で、躁うつ病だったとして、私が自然に怒ったり泣いたりするのを、周りから

「これは病気じゃないか」というビクビクした目で見られたら、すごく傷つくと思う。

だから、ちょっと前までの私は旦那のことを心配しすぎで逆に旦那にも自分にもストレスを与えていたのだな、と、それも反省した。

他に変な症状が出ていない時は、むやみに疑うのはやめよう、と思った。

 

少し相手と距離を置いたり、おおらかな気持ちで何とかなるさ、と自分に言い聞かせたり。

 

もちろん、将来のことを考えたら心配になるし、躁うつ病のことについてもっと詳しく調べて理解するのも大事だと思う。

 

だけど、それと同じかそれ以上に、ひとまず先のことはそっと肩から降ろして、今お互い精神的に落ち着いていて、

いつも通りこうしてただ普通に過ごしていられることに 安心して、感謝することって、もっと大事なんだな、と感じるようにもなった。

 

向き合いすぎると疲れちゃうから、ほどほどにね。 長年うつ病を患ってきた友人から、このアドバイスをもらった。

 

ほどほどに。本当に大切なことだな、と思った。思いつめないこと。 どっかでまあいいや、なんとかなるさ、って思うこと。

 

日本で良いお医者さんが見つかりますように。