大阪出張の合間を縫って、天保山へ。
お目当ては、これ。
昨年上野の森美術館で,、あまりの人の多さに見逃した井上雄彦最後のマンガ展が、ついに、「井上雄彦 最後のマンガ展 重版 大阪版」 として天保山のサントリーミュージアム に。
サントリーミュージアム は今年一杯で、閉館する事が決まってるので、それもあってぜひとも足を運びたかった訳。
この日は、お隣の海遊館がお休みで、人があまりおらず、鑑賞には絶好の環境。
天保山のランドマークの観覧車も止まってる。
いつもはペンギンパレードしてるあたりも閑散。
と思うと、ペンギンが。
このペンギン、夜になったら光るんですわ。
そんなこんなで、到着。
壁に中途半端に何かかかってる。
下まで降ろしたらええのに。
でも、逆に迫力が出てるかも。
中に入ると、いきなり
巨大な絵が。
チケットを買って、入りましょう。
入場整理券みたいなものを渡されて、エレベーターでギャラリー入口に行くと、そこでチケットと交換してくれる。
今日は、ほんますいてるわ。
場内は、ギフトショップも含めて全面撮影禁止なので、画像はなし。
感想はと言うと、すげえ良かったわ。
全体がモノトーンで統一された展示で、明と暗をうまく使って、いきなり暗闇に絵が浮かびあがったりする。
明るいとこから暗いとこ、暗いとこから明るいとこへ踏み出していく緊張感が心地よい。
絵の大きさも千差万別だし、廊下の階段にまで、絵が描かれてる。
そうかと思うと、砂浜が出現したり、木刀があったりと、趣向をかなりこなした展示。
今まで見たミュージアムの展示とは、かなり違ってた。
実は、バガボンド は読んだことなかったんだけど、そこに描かれてる死生観や無常感、愛みたいなものが感じられる展示で、おもしろかった。
多分、土日とかは、えらい大混雑なんやと思うけど、自分の前後に殆ど人がいない状況でゆっくり鑑賞できたんで、すごいよかった。
人がいない中でも、外人さんの姿を結構みかけた。こういうコンテンツって、日本が世界に誇れる文化なんやとつくづく思うわ。
帰りぎわ、ちょっと海が見たくなったんで、海遊館の横を抜けて、海側へ。
もう向こう側は、USJですわ。
「大阪の海は、悲しい色やなねぇ、さよならみんなここに捨てに来るから~」
「HOLD ME TIGHT 大阪 BAY BLUES 今日で二人は終わりやけれど、HOLD ME TIGHT あんたあたしの たったひとつの青春やった」
上田正樹
の名曲「悲しい色やね」が似合う風景ですわ。











