大きな利益を得た後、損してしまう理由とは | 株式投資の魅力を伝える! タケシゲのブログ

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日経平均や、注目の銘柄、投資家の言葉など、株式投資全般について幅広く独自の視点で捉えていきます。
※ブログの記事は、メルマガの再録となります。

こんにちは。

株の学校カブックス名古屋校の竹重です。

先日、授業の際、

「株で大きく勝つと、その後大きく負けて、結局トントンになってしまいます」

というご相談を受けました。


大きな利益を出すと、気が大きくなってしまうのか、

チャートの分析が甘くなったり、

売買ポイントが甘くなってしまったこと、

皆さんもおありではないでしょうか。


実は、心理学の世界では、

「いいことをしたり、物事が上手くいった後には、

善悪の判断基準が甘くなってしまう」傾向があるといわれています。


例えば、頑張って節約をして、

一か月である程度のお金が浮いたとします。

そのあと、「自分へのご褒美」として、

おいしいものを食べてしまった結果、結局貯めたお金の大半を使ってしまう、

といったことがあげられます。


うまくいったことがあると、自分の衝動や感覚、経験などを信用しがちになり、

その結果、次の判断が甘くなってしまうのです。

このことを、心理学用語で、「モラル・ライセンリング」といいます。


株式トレードで、この罠に陥ってしまうと、

完璧なトレードをしたものの、次のトレードで利益を失う……。

といったことにもなりかねません。


一回一回のトレードは、それぞれ別物だと意識し、

心理の罠に陥らないようにしましょう!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。