赤い鼻のトナカイを連れて
空飛ぶソリに乗った
赤い服のサンタさんがやってくる


小さい頃
サンタさんを見たくて
ずっと窓から空を見上げてた


でも
幼かった俺は
いつも気づいたら眠ってて
起きた時にはベッドの中

枕元にはプレゼント


『あ…また』


気づいたら空を見てる

小さい頃から変わらない癖


イヴの夜には何故か空を見上げてしまう

それは真実を知った今も変わらない

いつか
空から赤い服を着たサンタさんが来る


頭では無いことは分かってるはずなのに
それを否定する俺の心


『まだまだ子供なのかな、』


見上げてた視線をふと下に下ろせば


見慣れた姿が目に入った


「ひつ!!」


『咲人どうしたの?!』


もう夜も深い時間


「今から行くから開けてね?」


俺の質問は流されてすぐに来訪者を告げる音が響いた


扉を開ければ


「Merry Christmas!!」


赤い帽子を被った咲人


『どうしたのそれww
しかも今日はイヴwww』


こみ上げてくる笑いが抑えられない


「ひつだけのサンタになろうかと」


『慌てん坊のサンタさんは俺に何をくれるの?』


そう尋ねれば


「たくさんの愛を」


『意味わかんないww』


俺だけのサンタクロース
慌てん坊で
ソリもトナカイも無いけれど


『素敵なプレゼントありがとう』


俺は初めて
サンタクロースを見た