「戒が好きなんだ」

今でも響く貴方の声


『ご、めん…
俺、付き合えない…』



勇気を出せず
手を伸ばせなかった俺を


「そっか、そうだよな」


貴方はただ悲しそうに
見ていた


ねぇ、あの時
もし俺が貴方の手を取っていれば何か変わっていたのかな?


白雪が舞う
地を白く染めるため


粉雪が舞う
俺を冷たい白で包むため


『雪のように溶けてしまえれば、』


こんな想いはせずにすんだのに


『なんて神様は皮肉なものなのだろう』


報われない恋ばかり追いかけさせて

一体何になる?


好きの気持ちばかり溢れて辛い気持ちになるだけなんて


『ばかみたい』


流れる涙もただ虚しくて


もう戻らない時を悔いるだけ


もし時が止まるなら

言えなかった言葉を貴方に届けたい