季節柄なのか
テレビをつければ
人の訃報の話ばかり
何日前までは元気だったのにー…
周りの反応はどれも同じものばかりで
(本当にそう思ってるのだろうか)
生あるものは
いつか朽ちる
そうだとしても
人ほど呆気ない生き物なんていないのではないだろうか
「いつか…
柩も俺を置いて逝ってしまうのだろうか」
『咲人?』
言い知れぬ不安
漠然と待ち受ける死
怖くて仕方がない
俺はいつからこんなにも弱くなった?
少し前までの俺は
死すら受け入れていたというのに
『さきと?』
「ん?」
不安そうな柩の顔
「どうしたの?」
『それはこっちのセリフだよ!!
さっきからブツブツ一人で何か言ってるしさあ』
そう言って頬を膨らます柩はとても愛しくて
(あぁ、)
こんな風に考えるようになったのは
柩に出会ってからだ
守りたいもの
永遠を望むものが出来たから、
「だから、」
守りたいと永遠を望んだとしても
それは望むだけで
何も叶えられず朽ちていくから人は呆気ないのだ
欲に惑わされず
本能のまま生きる動物たちは
果てる時ですら美しいと感じてしまうのだ
「まぁ、必死にもがくからこそ人間なのかもしれないな」
『ー…??もうわかんないや』
離れていく柩の後ろ姿を見送った
せめてもの願い、
どうかいつでも柩を見送る役目は俺であって欲しい
お願いだから、
俺より先に逝かないで
テレビをつければ
人の訃報の話ばかり
何日前までは元気だったのにー…
周りの反応はどれも同じものばかりで
(本当にそう思ってるのだろうか)
生あるものは
いつか朽ちる
そうだとしても
人ほど呆気ない生き物なんていないのではないだろうか
「いつか…
柩も俺を置いて逝ってしまうのだろうか」
『咲人?』
言い知れぬ不安
漠然と待ち受ける死
怖くて仕方がない
俺はいつからこんなにも弱くなった?
少し前までの俺は
死すら受け入れていたというのに
『さきと?』
「ん?」
不安そうな柩の顔
「どうしたの?」
『それはこっちのセリフだよ!!
さっきからブツブツ一人で何か言ってるしさあ』
そう言って頬を膨らます柩はとても愛しくて
(あぁ、)
こんな風に考えるようになったのは
柩に出会ってからだ
守りたいもの
永遠を望むものが出来たから、
「だから、」
守りたいと永遠を望んだとしても
それは望むだけで
何も叶えられず朽ちていくから人は呆気ないのだ
欲に惑わされず
本能のまま生きる動物たちは
果てる時ですら美しいと感じてしまうのだ
「まぁ、必死にもがくからこそ人間なのかもしれないな」
『ー…??もうわかんないや』
離れていく柩の後ろ姿を見送った
せめてもの願い、
どうかいつでも柩を見送る役目は俺であって欲しい
お願いだから、
俺より先に逝かないで