『好き』

これだけじゃたりない

『愛してる』

いきなりこれは重すぎる?


ねぇ、
どうしたら俺のこの気持ちを流鬼に伝えられる?

自分の気持ちを上手く言葉に変えられない


気持ちばかりが溢れてパンクしちゃいそう…


『恋って難しい…』


「誰に恋してんの?」


『流k…』


「ふぅん、
告白されちゃった」


『…ぁああ゛ぁあ』


「可愛いくねぇ悲鳴だな」


振り向けば流鬼がいた


『そ、んな…』


「戒くん俺のこと好きだったんだ」


『いや…

は、い

好きですけど…』


たくさんたくさん考えたのに

結局言ったのは
ありきたりな言葉


(こんなつもりじゃなかったのに…)


声だって体だって震えて、


(もう嫌だ…)


ぎゅっと目を瞑り
流鬼の言葉を待つ


時間がゆっくり流れてる気がした


「嬉しいっ」


そう言って
俺を抱きしめた流鬼


(え…?)


頭が全然追いつかない


「俺も戒くんが好きだよ

ずっと好きだった」


『う、そ…』


こみ上げてくる嬉しさが
涙に変わり頬を伝った


自分が思ったような告白は出来なかったけど


(幸せだからいいやっ)