もうすぐ
高校に入ってから3度目の冬を迎える


『流鬼と付き合いだしてから
もうすぐ1年か…』


小さい頃は何度となく1年の行事を祝ってきたけど


恋人として改めて迎えると
なんだかくすぐったいのだ


去年のクリスマスとお正月はお母さんたちがはしゃいでゆっくり出来なかったし…


考えてることや気持ちが
顔に出てしまう私は
流鬼と付き合い出してすぐお母さんにバレて


お母さんったら流鬼のお母さんに電話するんだもん


嬉しいだの何だので2家族全員で祝ったっけ…


『今年は2人がいいなぁ…』


「何が?」


いつの間に居たのか
いつから口に出てたのか

隣で流鬼が返事をしてきた


『え、あ流鬼?!』


「おー、で何が2人だといいんだ?」


絶対わかってるくせに
わざわざ聞いてくる意地悪な奴


顔にやけてるし!!


『今年のクリスマスは流鬼と2人がいいなって…』


「戒のえっち」


『は?!!
そんなこと考える方がえっちでしょ!!』

「どうだか、
それよりも手かせ」

『ん?』


言われながらも手を出せば


「違ぇよ、左だよ左」


『ごめん、はい』


俺が手を出せば
左手くすり指にはめられたごつめのリング


『流鬼?』


「まぁ俺のだけどはめとけ」


『でも…』


「俺のだっていう証だ
それに俺は来年18だ」


『それと何の関係が??』


「お前バッカだなぁ、
18になったら結婚出来んだろ」


だから
俺の誕生日が来たら

今度はちゃんと
2人でそこに嵌めるやつ買いに行こうぜ??


『る、き…っ』


何でもない日に貰ったのは

俺が流鬼のものだという婚約指輪と

プロポーズだった