流鬼と2人乗りした時から
ドキドキが止まらない


あれから
流鬼を見ると顔が火照って
声も震えちゃうし


俺、変だよね…


せっかく前みたいに流鬼と話せるようになったのに


どうして?


神様のいじわるっ


「あれ、戒が屋上に居るとか珍しいじゃん」


もやもやした気持ちが嫌で
屋上に逃げてみれば


(ここサボり場所だった…)
『え、や…ぅん』


「なんだよそれ」


流鬼は笑いながら
俺の隣に座って煙草を吸いだした


(近づかないで…
顔が熱くなって)


「戒…どうした?」


俺の異変に流鬼が気づいてしまった


「顔、赤ぇけど熱でも…」


額に伸ばされた手を俺は振り払ってしまった


『ね、熱なんて
ないから…』


「どうした、俺何かしたか?」


『ちがっ…
俺、少し変になっちゃ、』


どうしよう
涙が出てきちゃった…


「俺に言ってみろよ」


優しい顔で笑う流鬼


『俺、流鬼と会うと、顔赤くなるの…』


「おぅ」


『声だって、震えちゃうし…』


「……」


『今だって
心臓がドキドキして潰れちゃいそうでっ』


「お前…」


どうしよう
流鬼がひいてる…


『ご、ごめんね…』


「何謝ってんだよ」


『だってひいちゃったでしょ…
困るでしょ…』


「困らねぇよ」


俺だって
お前に会うと心臓が潰れそうなくれぇ苦しいんだからよ


『え…』


「お前は俺が好きなんだよ、戒」


『好きだよ…?』


「違ぇよ、
俺の言ってる好きはなぁ…」










流鬼の唇が
俺の唇を塞いだ