ねぇ、咲人


この空にも
この道にも

いつかは絶対に果てが来るの


でも
その果ては何処にあるのか誰にも解らなくて


だから終わりなんて無いんじゃないか
って勘違いしたり、

それってさ人も同じじゃないかな?


この世に産まれてから
いつ自分が死ぬのか解らないんだもん


人の果て


死はいつ訪れるのか。


でも
稀に解っちゃう時があるんだよね


「何を急に言いだすの?」


例えば病気とか
余命何ヶ月とかさ

突然リミットがつくんだ


「聞きたくないよ、そんな話」


突然のリミットや
いつ果てが来るのか解らない恐怖に
耐えられない人は
自分で幕を下ろしちゃったりもするよね


「ねぇ、やめようよ」


『俺はどっちかなあ??』


「柩!!」


『咲人、永遠なんて無いんだ』


そう言って笑う柩は儚くて


消えてしまいそうだった


「そんなこと解ってるよ

だけど限られた時間の中でも…」


『俺の時間は

あと3ヵ月なの
動いてられるのは
せいぜい1ヵ月半』


「関係ないよ」


『俺は咲人に迷惑をかけたくない』


「俺は柩のためなら何の苦労も苦にならない」


『でも、』


「じゃあ…

一緒に果てを見よう」


『咲人…』


ねぇ、柩

俺にとっての人生は
すべて柩を中心にまわっているんだ

だから
柩が居なくなるなんて
俺の果てが来るのも同じ

なら
柩が独り寂しくならないように
俺が傍に居てあげる

柩は永遠なんて無いというけど

みせてあげるよ
俺が

終わり無き関係
何度生まれ変わろうと

俺が愛すのは柩だけ

必ず俺が見つけてあげる


だから
永遠なんて無いなんて言わないで


柩が終わる日は
俺の終わる日





[Misty Rose Color]より