膨らんできた胸
女の子特有の日

玲ちゃんにはなくて俺にはあるもの

急に伸びた身長
低くなった声

俺にはなくて
玲ちゃんにあるもの


少し前までは
ずっと一緒に居たのに

今じゃ目を見て話すことすら恥ずかしくて出来なくなった…


玲ちゃんを見ると
心臓がドキドキして仕方ないの


この気持ちは何?



最近
戒の様子がおかしい
昔は俺にべったりだったのに

今じゃ俺が話かけても
気まずそうに顔をそらしてはどこかに行ってしまう


意味わかんねぇ


もう昔みたいにつるめないのか?

俺は、ずっとお前が好きなのに…


「なぁ、戒」


『あ…玲ちゃ、ん』


ほら、まただ
いつから目を合わしてない?


『お、俺急いでるからっ』

そう言うなり逃げ出そうとする戒

俺は我慢出来ずに戒の腕を掴んだ


『な、どうしたの玲ちゃん?!』


「なぁ、俺お前に何かしたか?」


『ど、うして?』


「お前ずっと俺のこと避けてんだろ」


『そんなことっ』


「あるべ。
お前、俺のこと嫌いになったのか?」


『ちが、嫌いなんかじゃない!!

お、俺変なのっ
玲ちゃんと一緒に居たら心臓がドキドキして…』


「はあ?!」


『はあ?!って
俺真剣に…』


「お前、それ

俺のこと好きなんだべ」


『好きだよ…?』


「友達としてじゃなくて、恋愛対象としてだ」


『ぅえ?!』


「…気づかないのか??」


『だって、こんな気持ち初めてで…』


「鈍すぎる」


『な、そんな玲ちゃんはどうなの?!』


「俺はずっと前から戒が好きだ」


『え…』


「だから嫌われたんじゃねぇかって不安だったんだ」


『あ…ごめん、』


「で、俺はお前が好きでお前も俺が好きなんだな?」


『うん…ぅわっっ』


俺は戒の腕を引き
自分の腕の中に抱きとめた


『れ、玲ちゃん///』


「嬉しいんだ、」


『うん///

俺もっっ』


ついつい嬉しくって俺も玲ちゃんをぎゅってしたら

周りからはやし立てられて


あ、ここ廊下だった!!

って思い出して
慌てて離れようとしても
玲ちゃんが離してくれなくて

羨ましいだろって

言いかえしてた

嬉しいけど
恥ずかしくて
玲ちゃんの胸に顔をうずめたまま
出せなくなった

(もう皆どっか行って!!)





[Misty Rose Color]より