まずは一冊目 

 

破たん国家の国債を二束三文で買い叩き、欧米で勝訴判決をとり、タンカーや外貨準備や人工衛星を差し押さえて、投資額の10倍、20倍のリターンをむしり取る「ハイエナ・ファンド」。狙われた国家は、合法的手段で骨の髄までしゃぶられる―。恐るべき現実を描く、本格派国際金融小説!

 

こんな世界があるのか?本当にすごい!

この作家さんの本は何冊か読みましたが、

その緻密さと情報量に圧倒されます。

ただただ驚かされました。

☆☆☆

 

2冊目

36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。日々食べるのはコンビニ食、夢の中でもコンビニのレジを打ち、清潔なコンビニの風景と「いらっしゃいませ!」の掛け声が、毎日の安らかな眠りをもたらしてくれる。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作。第155回芥川賞受賞。

 

まだ2月ですが、「2017年勝手にベスト10」入り確実。

私、人生で数千冊は読んでいるはずだけど、これは新境地。

私にとって「コンビニ」って店員さんも含めて「無機質」な

存在ですが、「無機質」が動き出したっ!って感じでかな。

 

今、妻に貸していますが、図書館に返却前に再読しよう。

いや、いっそ購入して蔵書にするかっ。(ケチですいません)

 

☆☆☆