初恋相手が先生だった幼稚園時代。愉快だった小学生時代。暗黒面に落ちた中学生時代。悪友とのおバカな高校時代。美容師の女性と初めてきちんとした交際をした大学時代を経て、紆余曲折の後、憧れの映画配給会社に就職が決まる。しかし、そこで、彼に思わぬ出来事が出来してしまう--。作者が出会った、小森谷真というごく普通の男性の三十年近くに及ぶ半生の物語。

「僕、お医者さんに、余命2ヶ月って言われたんですよ。でも生き残っちゃいましたけど。」どこにでもいそうで、ちょっといない、実話をもとにしたある男子の半生。


昨夜、面白くて一気に読み終えました。
誰にでも起こりうる日常生活にある機微。こういう小説大好きです。
☆☆☆+

今年のベスト10入りかっ?(勝手に決めているんだけど)