’96年公開のオーストラリア映画。

$SWIM BIKE RUN ・・・ 時々仕事

メルボルンに生まれたデイヴィッドは、厳格な父親の元、ピアニストになるべく英才教育を受けていた。天才少年と呼ばれた彼の元に、イギリスの王立音楽院に留学する話が持ち上がるが、父親がそれを許さなかったため、家を飛び出す形でロンドンに渡る。ロンドンでピアノに打ち込むデイヴィッドは、コンクールで難関であるラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」に挑戦し、見事に弾いたものの、その後精神に異常をきたし始める。

数週間前に見たんだけど、素晴らしい映画だった。


で、今日の一冊は・・・
$SWIM BIKE RUN ・・・ 時々仕事

馬鹿にしたければ笑えばいい。あたしは、とっても「しあわせ」だった。風呂は週に一度だけ。電気も、ない。酒に溺れる父の暴力による支配。北海道、極貧の、愛のない家。昭和26年。百合江は、奉公先から逃げ出して旅の一座に飛び込む。「歌」が自分の人生を変えてくれると信じて。それが儚い夢であることを知りながら―。他人の価値観では決して計れない、ひとりの女の「幸福な生」。「愛」に裏切られ続けた百合江を支えたものは、何だったのか?今年の小説界、最高の収穫。書き下ろし長編。


数か月前に「ホテルローヤル」というこの作家によって書かれた本を読みました。
何だか粘着的な感じがしてちょっと好感もてなかったけど、この一冊はよかったです。
結構好きです。
☆☆☆