昨夜も札幌で飲みすぎてしまった
たまたま入った居酒屋の料理がとっても美味しくて
中年男性二人でメチャクチャ食って飲んだ
雪祭りの準備も着々と進んでいる
さて、今日の一冊は・・・
ミステリーもこんな地平までたどり着いた、と言うべきか。あるいは、もはやミステリーではない、と言うべきだろうか。カスミはデザイナーの男と不倫関係にあり、家族を捨てることも考えていた。カスミが男と一緒にいる時、娘の有香が行方不明になる。彼女は罪の意識に呵まれ、娘を捜すことに人生の全てを捧げる。他方、末期がんの元刑事が1人、残り少ない人生をかけて有香を探そうとしていた……。親の愛情不足が子供を歪める、との論が最近よくメディアなどで叫ばれている。カスミはこの非難を全身で受け止め、キレてしまった。彼女こそ現代社会の被害者だ。直木賞受賞。
さすが直木賞受賞作。
書評にあるようにミステリーというカテゴリーに収まりきらないヒューマンドラマでした。
桐野夏生は好きな作家で何冊か読んだけど、本当にはずれがないですね。
☆☆☆+です