和祭り115 フランス婚は事実婚。
そこで最近注目を集めているのが、フランス式の結婚。既成の「結婚」の概念にとらわれず、「事実婚で自分らしい結婚スタイルを構築したい」と願う男女の出会いをサポートする次世代婚活サービス「フランス婚.com」がスタートしました。
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フランス人カップルの結婚3パターン
フランス人のカップルが生涯一緒に過ごそうと決意したら場合、とれる選択肢は全部で3つあります。
1. 結婚
日本の場合と同じ。法律上、“夫婦”となる。別れた場合は“離婚”となり、バツイチになる。
2. 事実婚
当事者間の主体的・意図的な選択によって婚姻届を出さないまま、全く法的手続きをせず共同生活を営む結婚。法律上も二人の夫婦関係を示すものはない。配偶者控除なし。別れても、書類上では離婚にならず、バツイチにもならない。
3.PACS(パックス)婚
結婚よりも法的制約が少ないが、パートナーとして優遇措置が受けられる連帯市民協約。優遇措置が受けられるにも関わらず、別れても書類上では離婚にならない。元々は結婚が認められない同性愛カップルの要望から生まれたものだが、税金などの優遇措置が受けられる上に、片方の意思だけで契約解消できるパックスの手軽さが、結婚に二の足を踏んでいたカップルに受け入れられた。
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報道陣に結婚のことを聞かれた夏木マリさんが、ご自身の結婚を評して「フランス婚」と言ったことから、事実婚という意味でフランス婚という言葉が広まりました。しかし、実際のフランスには事実婚にも2つの種類があるのです。結婚も、税制上で一番有利な6月に(一年の収入がまるまる二人分として計上される)入籍するカップルが多いという実利的な面を重視するフランス人。ロマンチックに結婚を夢見るより、これからもパックスを選択するカップルは増え続けるだろうとされています。
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日本にもパックス婚ほしいです。