和へ435-1 ヨブ記(約百記) | 宮崎光子のブログ

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和へ435-1 ヨブ記(約百記)

ヨブは人の名前で意味は敵の複数形

『旧約聖書略解』監修木田献一 新共同訳

ヨブ記は、この世にはたして秩序があるかを問題としている。

モラルの秩序を前提として正しい生き方とはいかなることかを教えた知恵者の言葉を集めた箴言(特に10・一 - 三一 ・ 三一)←十が入りません、三十一という書き方はされていない。

http://www.jw.org/ja/%E5%87%BA%E7%89%88%E7%89%A9/%E8%81%96%E6%9B%B8/nwt/%E5%90%84%E6%9B%B8/%E7%AE%B4%E8%A8%80/10/

に対して、ヨブ記は現実からの反論という関係。

コヘレトの言葉も、善人が不幸になり、悪人が栄えると言うヨブ記と同じ現実を前にして、また別の反応を示す。

このようにヨブ記は、箴言とコヘレトの言葉と並んで知恵文学に属し、同じ問題を取り上げている。

ヨブ記は義人が罪人の受けるはずの呪いの状態に置かれることがあるという現実を前にして、神との契約関係を前提とし、これを問題にしているといえる。


ヨブ記の構造

最初と最後が散文で主要部は詩型

(三・一  四二・六)←これも十が入らない四十二という書き方はされていない。