和へ375 終末医療問題 | 宮崎光子のブログ

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和へ375 終末医療問題

福岡市高齢者サービス支援課の杉野さまにお話をお伺いしました。

今日、市役所に行きまして、お話をお伺いさせて頂きました。

若くて穏やかな感じの雰囲気の女性の方でした。

高齢者の施設では、時々通報がある。

介護中に職員さんが手をあげた、あざができている。

身体拘束は緊急時は許されている。

起きられない人に4点柵といって四方を囲んで出られないようにする。胃ろうのチューブ抜く、一日3,4時間ミトンといって鍋つかみみたいな手袋をつける。

2週間区切りで緊急性を再検討する。

リビング・ウィルと言うのを教えていただきまして、調べると

http://square.umin.ac.jp/~liv-will/reibun-11.html

意識はあっても自分の意思を伝えることができない状態となり

(この意思とはご飯が食べたいと言えるときはどうなるのか?

自分で身の回りのことができなくなり、自分で飲むことも食べることもできなくなったときには、以下のようにしてください。

私が自分の力では水も飲めず、食べ物も食べられなくなったら、無理に飲ませたり、食べさせたり、点滴や栄養補給をしないでください。

ましてや、鼻管を入れたり、胃瘻を作ったりは、絶対しないでください。

私が自分の力で呼吸ができなくなっても、人工呼吸器をつけないでください。

万一、人工呼吸器がつけられている場合でも、一旦、電源を切っていただき、私の自発呼吸が戻らなかったら、人工呼吸器を取り外してください。

http://square.umin.ac.jp/~liv-will/jititai.html

自治体健康福祉関係者の方へ


朝日新聞(2010年)と読売新聞(2013年)の世論調査によると、両紙ともに、81%の人が無意味な延命治療は受けたくないと答え、一方で12%の人は延命治療を希望しています。したがって、医療側は患者の意思が分からない場合には、勝手に医療を中止する訳にはゆかず、たとえ無意味な延命治療であっても延々と続けられ、医療・介護関係予算増加の原因になっているのが、わが国の現状です。

今、関係者の皆さまが頭を痛めておられる寝たきり高齢者や認知症患者に対する胃ろうなど、無意味と思われる延命治療の問題を解決するためには、あらかじめ、一人一人が理性的判断のできる内に、人生の最期はどうして欲しいかを書面で残す、すなわちリビング・ウィルを書き残していただくことが最良の方法です。

そのためには、住民にリビング・ウィルについての啓発活動が必要ですが、予算がないとの嘆きが聞かれます。自治体病院の長を務めた経験より事情は重々承知しており、限られた予算内での啓発講演などに進んで協力いたしますので、ご希望があれば、お気軽にメールでご相談ください。

意識ある自治体の首長や議員などが先頭に立ってリビング・ウィルの普及に務め、限りある医療・介護関係予算の無駄な支出に歯止めをかけることを期待しています。

メールアドレス:ohnoryu@suisui-w.ne.jp

福岡市高齢者サービス支援課の杉野さまはリビング・ウィルで自分の意思を病院側に出すことはできるけど、実際は??という感じでした。

またターミナルケアいう言葉も教えていただきました。

https://info.ninchisho.net/care/c110

ターミナルケアとは

自分らしく最期を迎える為の介護

ターミナルとは終末期の事です。余命わずかになってしまった人へ行うケアを、ターミナルケア(終末期医療、終末期看護)と言います。
延命を行わず、身体的にも精神的にも苦痛を伴わないように看護や介護をし、ご本人らしく人生の最期を生きる為に行われるものです。

癌などの病気では、病状から大体の余命が予測出来ますが、
認知症では、いつからターミナルとするか判断は難しくなりますが、一般的には寝たきりになり介助をしても食べられなくなった(飲み込めなくなった)時から、ターミナルとされることが多いです。

(誤嚥するときは、どうなるのでしょうか?)

延命するかは本人、家族が決める

食べられなくなっても、経管や胃瘻などで栄養を摂れるようにすれば、余命は長くなります。
医療の現場では「延命=積極的な治療」ですが、
認知症での延命は経管栄養や胃瘻などを行うかどうかになるかもしれません。経管栄養などを行わないとなれば、余命は短くなります。
経管栄養などにするかしないかは、本当ならご本人の意思で決められるものですが、認知症ではターミナル近くになると、意思確認が難しくなっている事が多く、その場合は家族の意思になります。

認知症のターミナルケア

痛みや不安のない安楽な最期を

ターミナルケアのポイントは、いかに穏やかに最期を過ごせるかと言う事になります。介護施設でも家族がいる人は家族と過ごす時間を作り、また家族がない人でも、職員が寄り添います。

アルツハイマー型認知症では、認知症以外に病気を患う事がなければ、食べられないという身体的な機能の衰えが見られた頃には、認知症もかなり進んでおり、意思の疎通が難しくなっていたり、痛みなどへの反応も鈍くなっている場合があり、苦痛を訴えられない人もいます。ただ本当に苦痛がないのか、ただ訴えが出来ないだけなのかは、判断が難しくなります。

アルツハイマー型以外の認知症では、飲み込めないという身体的な衰えが、認知症の進行よりも早く見られる場合もあり、意思の疎通がある程度でき、痛みや不安を聞けるのでしたら、ご本人の意思を確認しながら苦痛を取り除き、安楽に最期を過ごせるように介護をしなければいけません。

ターミナルを迎える場所を決める

本人や家族が納得いく最期が送れる場所を決める

最期を迎える場所はどこが良いのか、家族で相談しましょう。
医師や訪問看護師の協力を得ながら自宅で最期を迎えるのか、施設で最期を迎えるのか。また施設で生活していても、容態が急変した場合は病院へ搬送し、病院で最期を迎えるのか。

これはご本人の意思が確認出来ない場合は、家族が考える必要があります。そして、訪問看護師や介護施設などにその旨を伝え、家族や職員などが同じ思いでターミナルケアが行えるようにします。

自宅で最期を迎えたいと願う人の理由は、住み慣れた家で、また容態が急変しても必ず家族がいるので安心出来るというものが多くなります。施設では終の棲家として入所している場合が多く、自宅と同様の考えで最期を迎えたいという人が多いようです。

病院では、自宅や施設にいても、容態急変で苦しむ事がないよう、出来るだけの事をしてもらいたいという希望がある場合になります。ご本人だけでなく、家族も納得がいく最期を送れるように考えてください。

在宅でのターミナルケア

医師や訪問看護師の協力を得る

ターミナルまで自宅で介護をされた場合、ほとんどがそのまま自宅での最期を選ばれるケースになります。ターミナルになると、今まで以上に医師や訪問看護師と密に連絡を取り合っていく必要があります。点滴や酸素吸入などの処置を取るのか、全く自然に任せてしまうのかなど、医師や看護師とよく相談してください。処置によって訪問回数は違ってきます。

最期に褥創を作ってしまわないように

褥創というのは、ほんの数時間で出来てしまうものです。寝かせきりにすると、褥創が背中やお尻に出来てしまう場合もあり、痛みがわかる人であれば、大変な苦痛になってしまいます。身体の向きを数時間ごとには変え、クッションなどを当てて楽な体勢を作ってあげてください。

家族が傍にいる事が安心に繋がります

飲み込めなくても、口を濡らしてあげたりは出来ます。意思疎通が出来なくても、耳は聞こえている場合が多く、名前を呼んであげたり、好きな曲を流してあげたりしてみてください。また皮膚の感触も残っている事があり、手や足をさすってあげる事で、安心出来る場合があります。
ターミナル期に家族が出来る介護とは、痛みなどの訴えを医師や看護師に伝える事ばかりではなく、傍にいて不安を和らげてあげる事が重要になるのです。

途中です。