17 猫村さんへの手紙
お手紙ありがとうございます。
私は情報公開ブログをやっていましたが、名前の公開をめぐりトラブルがありまして
止めましたが、また細々とはじめました。
この手紙を掲載いたしますが、
そちらからは実名OKを頂いていますが
実名だと出所された後、困る現実がまだまだあるようですし
弱者を守ってくれるはずの法律も機能しない現実を思うと
刑事裁判は全員匿名でもいいのではないかと、最近は考えるようになりました。
これからは実名の時代だ、などと思っていたのですが、現実は違うようで
実名を公開した皆様にはご迷惑をおかけしたのではと後悔しています。
それで、そちらの事はとりあえず「猫村さん」でよろしいでしょうか?
漫画の猫村さんが気に入っていただけたようで、私と感性が一緒で嬉しいです。
それにしても絵がとてもお上手ですね。
猫村さん 絵は写しですか?
できれば頂いたお手紙をブログにアップしてもいいですか?
最近は、出所された方とのコミュニケーションがうまく行かなかった事がありまして、
拘置所に行くのも止めようかと思っていたところでした。
と申しますのも、かえってよくないことになるのではと考えたからです。
「人のために良かれと思ってやることは、たいてい迷惑なこと
自分のためだけに生きるのがよい」
なんて考えもあるようで、洋裁にせいをだそうかと思っていたところでした。
ところで、中洲のママの猫村さんは覚せい剤でお捕まりになりましたが、
先日、春日の小学校の校長先生が覚せい剤所持でお捕まりになったのをご存知ですか?
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http://azarami.blog.fc2.com/blog-entry-10984.html
福岡県春日市役所で行われていた小中学校の校長会に、突如3人の高知県警捜査員が入り校長の1人を任意同行 - 覚せい剤取締法違反の疑いで、同市立大谷小学校校長の松原郁弘容疑者(57)を逮捕
高知県警組織犯罪対策課と高知署は9日、覚せい剤取締法違反(所持)の疑いで、福岡県春日市立大谷小学校校長の松原郁弘容疑者(57)を逮捕した。
逮捕容疑は8日、春日市内に置いていたバッグの中に、小分け袋に入れた覚せい剤の結晶を若干量所持していた疑い。高知県警によると、同日は松原容疑者の持ち物とは確認できなかったが、9日取り調べたところ、容疑を認めた。バッグには注射器数本も入っていた。
(疑いゃ県警発表というのは、記事を書く人が裏をとっていないという意味で私は信用しません。
私はそれで、デタラメな記事を新聞に掲載されました。刑事裁判を傍聴しても冤罪は多いように思います。)
春日市教育委員会によると、市役所で9日午前、小中学校の校長を集めた会議を開催中、高知県警の捜査員3人が松原容疑者に任意同行を求めたという。松原容疑者は無言で、落ち着いた様子だった。
高知県警は、高知市内の30代の男(同法違反罪で公判中)に今年2月、覚せい剤を販売したとして、覚せい剤取締法違反(有償譲渡)の疑いで、福岡市中央区草香江2丁目、無職山田恭司容疑者(55)を7日逮捕。山田容疑者から松原容疑者に覚せい剤が渡ったとみて調べている。
松原容疑者は8日も、通常通り学校に出勤しており、市教委は「教育公務員としての信用を著しく損なうもので、許し難い」とコメントした。10日に保護者説明会を開催するという。
松原容疑者は昨年4月大谷小に赴任した。
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西日本新聞の5月10日の33面によると、
薬物事件に詳しい小森栄弁護士の話では、医師や弁護士、警察官が覚せい剤で捕まった事もあるそうで、
福岡の弁護士会のお偉いさんは、成年後見人になりお金の横領などでよくお捕まりになります。
西日本新聞では福岡教育大学の横山正幸名誉教授が校長が覚せい剤所持など断じて許されないとおっしゃっていますが、覚せい剤がどのような社会の仕組みのなかで、校長先生の手にいくようになったのか、私は横山先生にどうお考えか聞いてみたいと思います。
私が刑事裁判を傍聴したとき、覚せい剤でお捕まりになったご婦人は、生活保護で知り合いが、 いらないと言うのに置いていく、借金もあってコンビニの弁当を盗んで食べているという話を聞いたことがあります。
もと覚せい剤の売人という人とグループでお酒を飲んだ事がありますが、和を尊ぶ宗教者のような人でした。
私はこれからどう生きようかと悩んでいるところですが、私の頭で考えても結論の出る話ではないのでとりあえず成り行き任せ、行き当たりばったりでやっていきたいと思います。
猫村さんからお手紙がきましたので、また拘置所にも足を運んでみようかと思います。