電化製品店にプリンターと、パソコンでテレビを見るための器具(?)を買いに行った。フランスの大型店はどこにいっても従業員が少なく、しかも一度質問するととことん聞くのが普通なのでなかなか順番がまわってこない。
以前ホームセンターで従業員を探すのに彼と手分けして探すことになってお互いを見失ってしまった事もある。
とにかく、その「パソコンでテレビを見るための器具」のコーナーに着いた。同じようなものが5個ほどあり、どれがいいのか彼が質問した。結局買うことになった器具には導線を差し込まなければいけない穴があり、それがうちにはない。従業員は「フォークさしこんでみたら。」と言う。

フォークて!!

私も彼に何度も聞き返した。導線はドイツ語でカーベル、フォークはガーベル。私は彼が言い間違えているんだろうと思ったらそうではなかった。
家に帰りいそいそと箱から出し、早速フォークを差し込む彼。
結局フォークで穴の中のどこか重要な部分を押し、なおかつアンテナ代わりにしようというこんたんらしい。
しかしこれがなかなかうまくいったようないかないような。
たしかにフォーク無しよりは有りの方が調子がいい。
でも、日本の電化製品店でなら絶対にされないアドバイスだと思いちょっといいネタができて満足でした。