今週末27日は香港春の大一番である、クイーンエリザベスⅡ世カップ(QEⅡ世C)がシャティン競馬場で行われる。エピファネイアとアンコイルドが出走を予定している。
その前の土曜26日はオーストラリアでハナズゴールが海外3戦目のオールエイジドステークスに出走。今回はこの2つのレースについて取り上げてみたい。
まずQEⅡ世C。昨年暮れの香港国際競走の時と同じ、シャティンのコース図を改めて掲載したい。

図は上下逆にしてもらえると見やすくなるかと思う。
1周約1900m、直線は430mある。2000mコースは1コーナーまでの距離が短く、内枠の方が競馬しやすい。特に先行馬は内枠必須だ。
エピファネイアは大阪杯でキズナはおろか、トウカイパラダイスも差し切れず3着。休み明け一度使った効果に期待したい。個人的には2000で折り合いの心配はほとんどないのだから、積極的な競馬を願っている。
堅実なアンコイルドは前走中日新聞杯一番人気だったものの、上がり勝負に屈し0.2秒差の7着。今回手綱を執るティータンというジョッキーは、モーリシャス出身の若手。私も初めて聞いたが、地元では重賞を勝っており、南アではGⅠも勝っているらしい。
さて、他の出走馬についてだが、どうやら今年は10頭立てで頭数は落ち着いた模様。遠征するのは日本馬2頭と南アからの2頭だけで、あとはすべて地元勢。しかし侮ってはいけない。
一番の強敵といえばミリタリーアタック、あのエイシンプレストン以来の連覇がかかっている。今年はドバイ遠征を行うも、タペタが合わなかったのか10着大敗。中3週の間隔で立て直しが出来ているかどうか。
レーティング的には去年の香港ヴァーズを勝ったドミナントが2番手。前走はドバイシーマクラシックに出走し5着。ジェンティルドンナには離されたが、その後ろは横一線だった。
そして3番手の扱いになるのがヴェルキンゲトリクスだ。デューティーフリーでジャスタウェイがレコードを2秒も縮める圧勝劇の陰に隠れてしまったが、この馬もレコードを上回るタイムで走っている。それ以前は無敗で来ていた馬、実力は上位と互角だろう。
エピファネイアのレーティングはちょうどこのあたり。ブックメーカーの人気はだいたい2~3番人気だ。1番人気が地元のミリタリーアタックだから、決して逆転できないことはないだろう。
やはりアンコイルドは前走の負けが響いているのか、7~8番人気あたり。実績的にはチャレンジャーだ。
エイシンプレストンが連覇してからすでに10年以上が経過している。あの頃の香港は日本馬がまさに席巻していた時期。ステイゴールドやアグネスデジタルなども同時期の香港国際競走で勝っている。
去年暮れの香港はロードカナロアが盛り上げたが、日本馬が海外で活躍するのはやはりうれしい。ドバイで改めて感じた。2頭には改めて健闘を祈りたい。
そして土曜日のオーストラリアではオールエイジドSが行われ、ハナズゴールが海外遠征3戦目を迎える。
レースが行われるのはシドニーに近い、ロイヤルランドウィック競馬場。コースを見てみよう。

私の見たサイトではホームストレッチが約400mだというので、最終コーナーからゴール板までは約200mちょっとだと推測される。ムーニーヴァレーほどじゃないが、直線は短いコースといえよう。
ハナズゴールにとっては前走のドンカスターハンデに続いて2回目になるので、コース経験はあるだろう。その前走は最後方からの追い上げで6着大健闘。不良馬場だったことも付け加えておきたい。
その後は状態が変わらずいいという事で、香港で5月頭に行われるチャンピオンズマイルに出走予定だったが、マイネルラクリマの出走で断念。ここを使うことになったという。
ただし、斤量57キロになったのが大問題。この馬は420キロ台の小柄な馬なので、この斤量をこなせるかどうかがカギになる。馬主のツイッター情報では450キロ台とも聞くが、この馬にとって酷なのには変わらない。
敵としてはサールパートクラークS勝ちで、前走2着のレブルデイン。この馬がレーティングトップだ。
それから、ハナズゴールの海外初戦クールモアクラシックを勝ったステップスインタイム、レブルデインと同じレースに前走出走して4着だったタイガーティーズ、ドンカスターH3着のウィアリーといったところだろう。
とにかくハナズゴールにとっては斤量だ。何とかなれば十分上位争いができるはず。長期遠征の締めくくりでもあり、無事に競馬を終えて日本に帰ってくることを願いたい。