2014年F1ニューマシンその2~史上最悪?なシーズン、Episode.0~ | Gloria!

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F1マシンの顔といえば、やはりフロントノーズ。ノーズ=鼻なので、変な話ではあるけれど、我々がまず最初に目にするパーツである以上は仕方がない。







人間の顔の場合、突然鼻に何かが起こるとものすごく気になる。花粉症でムズムズする、鼻水が止まらない。鼻血が出れば誰だって驚くはずだ。







また、鼻の形をコンプレックスに思う人は意外に多い。少し形が変われば、一気に顔の印象も変わってしまうようだ。








芥川龍之介の有名な短編は、長い鼻をからかわれて傷ついていた僧侶が、医者に鼻を短くする方法を教えてもらった。本当に鼻は短くなったが、かえって笑われてしまうという話。








ニコライ・ゴーゴリの短編はちょっと違うストーリー。ショスタコーヴィチによってオペラ化もされているが、これもなかなか面白い。








ある朝、理髪屋が朝食を食べていたところ、パンの中から人間の鼻が出てきた。持ち主は店の客の軍人で、彼の鼻さがしが展開される、というもの。








つまり鼻が突然無くなったり、あるいは形が変わってしまうようなことがあれば、だれでもショックを受けるのであって、それはF1の「鼻」でも同じだという事だ。









2回に分けてお送りしている2014年のニューマシン。個性は確かにそれぞれあるのだが、今までのF1で最も不格好なノーズになってしまった。昨日の3つだけですでにげんなりしてしまうが、1年かけて慣れていくしかないのだろう。












まず最初に、今までで一番インパクトが大きかったトロ・ロッソ。













F1 ノーズ








感覚としては、今までのハイノーズに天狗のような鼻がくっついた感じ。はっきり言って、「アリクイ」の中で最もカッコ悪いタイプだ。






同じタイプがフォース・インディア。載せるのにいい写真が無かったので、ノーズはこちら を参考に。目を背けたくなってしまう形だ。






もちろん、チームに非はない。レギュレーションを解釈し、空力の効率やクラッシュテストの通過を考慮したうえでこうなったのだから。







ちなみに去年のマシンはこのような色。












フォース・インディア F1インドGP 初日






今年はこんな感じ。







フォース・インディア VJM07







ペレス持ち込み、テルメックスのカラーなのか、全体的に黒(?)の占める割合が増え、ウェアにも黒の差し色が入った。これもまたカッコ悪い。







今日発表となったマルシャも、2チーム同様のアリクイである。







マルシャ MR03










ザウバーを見ていこう。ちなみに去年はこんな感じだった。








2013年プレシーズンテスト 走行距離








財政問題が悩みの種であるチームだが、去年は後半戦に急上昇。十分な開発が出来れば、それなりに速いマシンが作れるのがザウバーだ。







C33では「アリクイ」型を採用。










ザウバー C33



ザウバー C33








ザウバーもフォース・インディア同様、最初に上のカットのみ発表し、後にノーズ部分を公開した。








文字で伝えようとするのはなかなか難しいのだが、トロ・ロッソに比べれば、「天狗」のイメージはない。アリクイにしてはうまくまとめたのかな?と感じた。








イメージ画像のみ先行しての発表だったウィリアムズも同様の形。








ウィリアムズ FW3








FW36にも「セナマーク」が貼られている。今年はアイルトン・セナ没後20年のメモリアル、彼は今のF1をどう思っているのだろうか…







さて、ウィリアムズはまだタイトルスポンサーが決まったわけではなく(マルティーニとの噂もチラホラ聞かれているが)、ヘレステストでもこの仮のカラーリングで周回が重ねられた。







マクラーレン同様、ウィリアムズも去年は大不振だったわけだが、テストでは安定している。







メルセデスとのパートナーシップも上手く機能しているようだ。経験豊富なマッサ、パット・シモンズを獲得し、今シーズンを盛り上げてくれそうな予感がする。この辺は来週に詳しく。











さて、チャンピオンチームのレッドブル。昨シーズン中から、ニューウェイが「醜いものになる」と言い続けていた。








空力の天才が見た目の部分も追求した結果はこうなった。








レッドブル RB10







アリクイというよりは、三角形に近い形。何とかきれいに仕上げてはいるが、クラッシュテスト通過はヘレステストの10日前とギリギリ。







そのヘレステストでも、トラブルが連発。ルノーエンジン勢に問題は多かったが、それにしてもレッドブルは3日間全く走れていない。マシンとしてはどうなのだろうか。











今年のマシンの中で、いいなと思ったのがメルセデス。







メルセデス W05







これまでは突起物があったり、先端が2本あったりで、奇妙なノーズばかりだったが、メルセデスは素直にまとめてきた。






ルイス・ハミルトン







写真は去年のものだが、これと比べてしまえばカッコ悪くなるのは仕方がない。だが、今年は他が変なものばかりなので、シンプルなメルセデスが良く見えるのだ。











さあ、最後に小林可夢偉の所属するケータハム。多分最も攻めたノーズではないだろうか。







ケータハム CT05







トロ・ロッソ、フォース・インディア型が「天狗」なら、こちらはなんと言えばいいのか?私はなぜか狸を思い出したが、狸はこんな鼻ではないだろうし、何といえばいいのだろうか。312T4と言われれば、似たところが若干あるかもしれない。







また、ケータハムはプルロッドサスを採用。これが吉と出るかどうかにも注目しなければいけない。














ヘレステストについては来週書きたい(ひょっとしたらまた2回に分けるかもしれないが)。パワーユニットにもスポットを当てていく予定だ。