川面に映った月のように、
本当のことは変わらない

桝野俊明住職の言葉
『禅的生活ダイエット』より


禅語に「水急不流月(みずきゅうにしてつきをながさず)というのがあり、

「水の流れは急であっても、川面に映る月は流されることなくそこに留まっている」

という意味だそうです。

「急流」とは、ライフタイルや人の考え方がどんどん移り変わりゆくこの世のことを指し、「月影」とは本来の自己を指しています。

つまり、激しい水の流れの中で留まっている月影のように、世の中の流れにさらされている私たちも、自分を見失うことなく生きるべきだということです。

たとえば、

「今はみんな婚活パーティーに参加しています」

「今すぐにマンションを買わないと損ですよ」

「あなたの年齢の年収はこれくらいです」

などという広告や周囲の人の言葉に流されて、「みんながそうしているから」という理由で行動を決めるのではなく、自分は自分なのだと考え、水面にとどまり輝き続けている月のように自分を見失わないようにしましょう、と桝野住職は言います。





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