ホット・ウォーター・ボトルとの出会いは5年前でした。
英会話を始めて一年経った頃、私は3週間イギリスのホーブへプチ留学をしました。
ホームステイをして、午前中は語学学校へ・・・午後はアクティビティという充実した
日々を過ごしました。
その通っていた語学学校では、風邪が流行っていたのです。
初めは、スタッフ、そして生徒や先生へと広まっていったらしいのです。
鼻・喉・咳・熱・・・などの症状で皆次々と風邪をひきだしました。
私はイギリスへ旅立つ前日はテンションが上がり過ぎて一睡もできなかった
のです。だいたい旅行前はいつもそうなのです(笑)。
機内でも寝ることができず、そのままイギリスの生活がスタートしたのです。
寝不足なはずでしたが、イギリスの空気とエネルギーがとても心地が良くて、
時差ボケもなくすぐに生活になじみました。
少し気が緩み始めた頃に私も風邪を引いてしまったのです。
鼻から喉・咳と症状が出て、とうとう夜に体のふしぶしが痛くなってしまったの
です。
「熱がある~!!」と思い、ホストマザーに伝えると、何か可愛らしいカバーに
包まれたものを持って来てくれたのです。
「これ使うといいわよ。体を温めて早く眠ることね・・・」
そう言って渡されたのが「ホット・ウォーター・ボトル(湯たんぽ)」でした。
初めてみたそれに私は驚きと感動でした。
湯たんぽは日本の古来の物と思っていました。
そしてそれは、日本で使うゴム製の氷枕とそっくりであったからなのです。
違うのは、日本のはクリップのようなもので挟んで使うことと、
中に氷をいれること・・・などです。
イギリスのは、水筒のように栓が付いていてくるくると蓋を閉めることが
できます。そして、中にお湯を入れるのです。
そしてとっても可愛らしいぴったりしたカバーがあるのです。
そっくりだけど、使い方の違うゴム製のそれに、ただ感動でした。
実は「湯たんぽ」を使ったのは初めてでした。
その温かさと、心地の良さに体が喜ぶ感覚がありました。
熱が出たら、おでこや頭を冷やすという発想しかなかった私は、目から鱗
でした。
布団の中に入れて抱き締めているとあっという間に眠りにつきます。
その時も熱も朝には下がっているようでした。
おかげで、学校を休むことなく通うことができました。
そして一晩で気に入ってしまったホット・ウォーター・ボトル。
しばらくの間借りることにしました。
これ欲しいな~!ずっと借りるのも悪いし・・・と思って、購入しに行ったのです。
イギリスでは定番のドラッグストア「ブーツ」では青いゴム製のものが
売っていましたが、カバー付きのかわいいのが欲しい!!と思い、探したところ
可愛らしい雑貨屋さんにありました。
カバーが沢山あって迷った末に購入をしたのがこれです。
何だか暖かくて元気が出る感じで、冬や体調の悪い時にはかかせない宝物です。
寝る前に布団の中に入れておくとかなりぽかぽかします。
これから本格的な冬を迎えます。
湯たんぽの温かさは自然治癒を促してくれるような・・・体に心地の良いものです。
特に冷え症で寝つきの悪い方などにはおすすめですよ~ 。