前回「儚い恋と約束②」の続きになります。
私の体が上へ上へとどんどん上がって行きました。
すると辺り一面グレーの雲に囲まれた空間に着きました。
すごく広いのですが、見渡す限りもくもくとした雲のような世界なのです。
他に何もありません。
そしてその場所に全身真っ白のキリスト様のような人が現れました。
光のせいか全身が白く光って見えます。
それがまるで石像で作られたキリスト様のようでした。
その人は次々と姿を変えて、若い時の姿、年取った時の姿と
変化していきました。
そして、40歳くらいに見える年代で止まりました。
長い髪、長い髭、白っぽい生成りのような布のようなものを
まとっています。
名前は「ヨーゼフ」という人物でした。
その人自身が放つ光によって全身が白っぽく見えるのです。
言葉を交わした記憶はないのですが・・・
彼がキリスト系の人物で、私を守護する存在であることを
教えてくれました。
そして・・・私の頭には古い錆びた冠が埋め込まれていました(記憶の中)
それをはずしてくれたのです。
そして、肩には彼(元夫の前世)が持っていた剣のようなものが存在していました。
身代わりかお守り代わりに隠し持っていた物なのでした。
それらを手放すことを気づかさせてくれました。
ヨーゼフは冠と剣を持って羽の生えた白馬のようなものに乗り
更に上へと飛んでいきました。
剣は彼に返すと言っておりました。
とても不思議な体験でしたが、自分の守護する存在に会えたことは
心温まる思いでじ~んと感動しました。
そして私自身腑に落ちることがいくつかありました。
私は3人兄弟の末っ子で生まれましたが、私だけ「マリア」という名前の入った
少し遠い幼稚園に行きました。カトリック系のシスターのいる厳しい幼稚園でした。
なぜ私だけ違う幼稚園に行ったのだろう?
という疑問があったのですが、数年前にふと親に尋ねたところ・・・
「あなたがその幼稚園に行きたいって言ったのよ・・・」と。
へえ~!?・・・でも私にはそんなことを言った記憶がなく・・・(笑)。
そして、いろいろと調べてみると、ヨーゼフの母親にあたる人の名前が
幼稚園の資料に載っているのを見つけたのです。
その時なぜか涙が出てきました。温かい涙が・・・。
何か導いて頂いたのかな・・・そう思いました。
その幼稚園では子供ながらにいろいろな学びがありました。
そしてその時に頂いたマリア像や、絵、ネックレス、十字架などは
今でも大切に飾って、身に着けています。
でもなぜ・・・手放せないのだろう?と自分でも不思議だったのでした。
イギリスへホームステイした時、偶然にも家の隣が教会でした。
教会に行きたいと願っていた私はその幸運に感謝しました。
そしてホストマザーがカトリックで、教会でボランティアをやっていたのです。
その上なぜか家の庭から教会のドアが直通で行けるようになっていました。
連れて行って頂いたことはもちろんのこと、いつも見守って頂いて
いるような安心感がありました。
イギリスでは何か所か教会へ行く機会がありましたが、行くと不思議な空気に
包まれて、何かメッセージを頂いたり、ずっとそこに居たくなってしまったり、心の余分な
物が取れていくような心地よさがありました。
今でも時々心を鎮めるために教会へ行かせて頂くことがあります。
誰もいない教会はパリッとした空気に包まれていて心地の良い空間です。
なぜか涙が出ることもあります。
わからないことを質問したり、メッセージを頂いたりして、浄化されて、
リセットされた自分になるのです。
宗教は関係なく、自分の心地よいもの、心地よい空間は大切にしたいなと
つくづく思います。
そしていつも見守って下さる存在への感謝を忘れることなく・・・
いつもありがとうございます・・・ 。