WealthのFP吹田です。
今回は、住まいとマネープランについて体験談を。ちょっと長いです。
実は、結婚と同時に購入したマンション。
当時は快適でしたが、家族が増え成長してきたので、
部屋数を増やそうとリフォームの見積もりを数社にとったものの、
それでも広さの限界から、とうとう住み替えを決意
バブル期に買ったものだから、大幅の売却損を覚悟で、物件探し。
このくらいの広さで、部屋は3LDK、子供の通う学校環境は変えずにすむように、
しかも駅から5分以内で、買い物にも便利で・・・・とイメージしながら、
まぁ、1日に5箇所くらい見せてもらっても、
自宅に戻ると緑がそばにある環境に、やっぱりここがいいなぁと思う日々。悶々・・・
物件の予算も高ければ、それなりに広くなるけれど、
自分で仕事に使う「キャッシュフロー表」を作って、収入と支出と貯蓄額の推移をチェックすると
やっぱり背伸びはできないとわかる。
そんな、ある日、ポストに入っていたちらしに我がマンション内で、より広い間取りのおうちが
売りにでているではないか!
そこは、当初モデルルームで、「こんなうちならいいな」と思っていた部屋。
不動産に詳しい知人に報告すると、
「探して始めて1ヶ月くらいで見つかるなんて、ノッてるねぇ。勢いを感じるねぇ」と。
まず、ここで、「意識して、願っていれば、通じるんだ!」と感じました。
ところが、これで話は終わりません・・・・
売却物件としてネットなどに出回る前に、一番に申し込んで内覧させてもらい、内金を入れて・・・とんとん拍子のように思われたのですが、
突然、契約前日に暗礁に乗り上げてしまったのです。
それは、高齢の売り主さんの健康上の理由だったのですが、
一旦白紙になり、それから3ヶ月間、他の物件ちらしは見ながらも、
特に気に入るところがなく、売り主さんの回復を祈りながら様子を伺う日々。
担当の不動産屋さんも、媒介契約の期間が終了し、あきらめたようでした。
しかしまた、突然、新たな不動産業業者が我が家を訪れ、
「売主さんから依頼があり、一旦白紙になった契約を同じ条件のまま手続きしましょう」と、言ってきたのです。
願って待っていたかいがあったかと思い、御願いしたのですが、
どうも業者のスタッフが頼りない。 大丈夫か・・・・
そこで、私はちょうどやりかけていた宅建の試験勉強に自分のケースを当てはめながら、情報整理をしていきました。
・もし、売り主さんの病状が悪化してサインできない状態だとどうなる?
・引渡し時期を売り主さんの引越しの事情で遅らせる要望が出たが、そのリスクは?
・契約日に仲介手数料を払うのが普通だが、引渡しを受ける前に払ってしまって大丈夫か?などなど。
今思えば、本当に面白い勉強でした
その後、宅建に受かることができたのも、この経験のおかげだったのかもしれません。
無事に引越しができて、頭も心も随分と鍛えられました。
そう、最後のオチは、引越しに精を出して、発病した「ぎっくり腰」だったので、身体も勉強したということですね。
最近、「今、家を買ったほうがお得?」といった切り口で相談に来られる方が多いように思いますが、
マイホーム購入は、家族の心と健康、環境、知恵、身体、そしてお金というエネルギーの全てをフルに回転させて実現するものだなと思います!
お金の損得から入るのではなく、
自分や家族たちの大切な空間として望むなら、しっかりイメージを描いて、アンテナを張る!
そうすれば、「引き寄せの法則」で、必要なものが集まってくるなと感じます。
皆さんも、やりたいことは、思いっきりイメージして、願ってみると思わぬ情報が入ってくるのではないかと思います。