Wealthの吹田です。
今まで、あららと思っていたことでも、最近、意味があることのように思えてきました。
実は、私は物心ついたころから、手のひらに垂れるほどの汗をかく持病の持ち主なのです。
学校で先生に当てられて教科書を持つ手から、机に汗が滴り落ち、
ピアノを弾くと隣の鍵盤も一緒に動くほど。
チョークも汗で濡れて、黒板消しで消えないし、
手をつなぐことも避けられて・・・、そんな学校生活でした。
でも、今思えば、ファイナンシャルプランナーになったのも、手汗病でもできる仕事を探していった結果かなと思います。
機械・洋服・髪の毛・繊細な紙・楽器を扱うのは、したたる手では、周囲に迷惑をかけてしまう…
そんな状態でも、なんとか事務所での執筆や相談、講演セミナーなどはやっていけるし、
何より、人に相談されるのが私は好きみたい。
学生時代も、社会人時代も、男女から人生相談をいろいろ持ちかけられていたっけ・・・。
(人生相談ねぇ・・)
というわけで、ファイナンシャル・プランナーとして14年が経ちますが、
先日、手のひら多汗症をたった1日の日帰り手術で治し、しかも健康保険の対象になっていると知りました。
今回は右手のみの手術。神経を1箇所ちょっきんと切る手術。
切る場所を間違えると、顔面に影響が出るらしく、勇気はいりますが、
医師の先生も実績豊富で、非常に詳しい。
診察のときに念のため
「民間の保険の手術給付金の対象になりますか?」
と聞いてみたら、
「大抵は対象になるよ。胸腔鏡下胸部交換神経節切除術(コード番号K196-2)を1日入院で受けると伝えてくださいね。」
とのこと。
さっそく、知り合いで私の契約を手続きしてくれた総合保険代理店の方へ伝えたら、
その日のうちに調べてくれて、
「入院日額の20倍の手術になりますよ。お大事になさってくださいね」と。
ひょえー、10倍と思っていたのに20倍とは!。
(それだけ以前は難しい手術だったのねー)
よかったぁ・・・・。経済的には、手術前からひとまず安心安心。
やはり、保険は、何かあったときの拠り所。
顔の見える担当者に聞けるって本当に大切だと実感しました。
なんとか無事に手術を終えましたが、
全身麻酔で、翌日は仕事にならず、事務所のお仲間にも協力してもらってやっと復活。
(やはりお仲間は心強い、ありがとう!)
左手も1年間をあけて手術をするかどうかは、悩み中です。
え?どうしてって?
「手術後は、手の汗のことなんてもう忘れてしまいますよ」という医師の先生の言葉が気になっているのです。
私にとっては、左手は、まだ手に汗握るままでいたほうが、
「今の私がいるのも、手汗病のおかげ」ということを忘れないでいられるかなと思っています。
(たとえ、もう一度手術給付金をもらえるとしても・・・・)
当時はなんで・・・と思っていたような病気でも、今は「病気で良かった、ありがとう」と言えるようになりました!。
不思議なもので、そういう人生を歩むようにシナリオがあったのかなと今では思えてきまーす。