恋教え鳥(こいおしえどり) | Tada's blog

恋教え鳥(こいおしえどり)

【神様に教えたことは】

ますは日本書紀より、日本の国を創った神様のお話から。
 伊邪那岐〈いざなぎ〉と伊邪那美〈いざなみ〉の二人の神様は、結婚したものの、どうしたら子供ができるのかわからなかったそうです。その時、鶺鴒〈せきれい〉が飛んできて、交尾を始めたそうです。それを見て、二人も無事結ばれました。めでたし、めでたし。
 このことから、鶺鴒は、恋教え鳥とか恋知り鳥と呼ばれるようになりました。
 教えたのは、恋ではないような気もしますが、当の鶺鴒、つがいになれば相手を変えず、大変仲がいいそうです。もしかしたら、本当の恋の秘訣も知っているのかもしれません。
 長い尾を持っていて、この尾をよく振る仕草が石や庭をたたいているように見えるところから、石たたき、庭たたきとも呼ばれます。
 それにしても、この鳥がいなかったら、私たちは存在していたのでしょうか?