夜の帳(よるのとばり) | Tada's blog

夜の帳(よるのとばり)

【やさしい夜の闇】

 帳は、部屋や寝所などを仕切るために垂れ下げる布のこと。いわば、カーテンです。
 語源は「戸張り」で、戸の代わりに張るものという意味です。
 静かにおりてくる夜の闇は、自分たちの周りと他とを仕切ってくれる、気のきいた帳といえますね。
 明かりが照らし出すささやかな空間も、夜の帳があってこそです。
 夜の闇といえば暗い途方に暮れる一面を、夜の帳といえば静かに包み込んでくれる一面を、ひきたたせているようです。
 夜の帳の中で、人々は憩いの時や団欒の場を持っていますよね。
 脳は、朝、活動したがっているといわれ、夜は安らぎを求めるそうです。
 そのような脳で過ごす夜のひと時を大切にしたいですよね。