炎星(ほのおぼし) | Tada's blog

炎星(ほのおぼし)

【星になった想い】

 夜空にオレンジ色に輝く星、火星のことです。
 夏日星ともいわれます。ただ、その赤さが不気味だとして、災い星という異称も持っています。
 1877年に地球に大接近した時、ちょうど、日本は西南戦争のころでした。
 結局、西郷隆盛が力尽き、最期を遂げたわけですが、それからしばらくして空を見上げた人々は、ひときわ燃えるように輝く星を見つけたのだそうです。
 「西郷さんが、死んで星になったんだ」
 人々はそう言って、この星を西郷星と名づけました。 
 情熱と愛情溢れる西郷隆盛のイメージにぴったりの星です。
 たびたび、地球に大接近している火星ですが、今の日本を見て、どう思っているのでしょう。