恋路十六夜(こいじいざよい) | Tada's blog

恋路十六夜(こいじいざよい)

【初々しい恋の色】

 9月の誕生色は十六夜の夜空の深い紺色だそうです。
 「いざよう」とは、ためらうという意味。十五夜に比べて、ためらうように出てくるので、
こう呼ばれるようになりました。一日違うだけで、約40分も月の出が遅くなるそうです。
 冴え渡った空は、くっきりと月を浮かび上がらせてくれます。今では街灯が発達しているために
気がつきにくいですが、真っ暗な夜の月の明るさは格別です。
 いざよいながら進んでいく恋の道。初々しい恋人たちを思い浮かべます。
 相手がどう考えているのかを、一生懸命推し量ろうとして、なかなか前へ進めません。
 そのような恋は、なによりの心のレッスンなのかもしれませんね。
 微笑ましい二人を、月がやさしく見守っています。