趣味:読書
昨今、リーマン予想に興味を抱いていまして、黒川信重著『リーマン予想の150年』を読みました。
この物質的世界と数学的世界を繋ぐような発見と洞察に感動しています。目で見えるこの物質的世界でもなく、
精神的世界でもなく、数(かず)を通してこの世界を捉えてみると、不思議な高揚感に突き動かされて、数字が目
の周りに浮かび、飛び交っている状況を想像して、その中で戯れる自分の姿を思い浮かべながら、楽しんでいま
す。
ロジャー・ペンローズが提唱しているような、プラトン的世界(数学的世界)と物質的世界と精神的世界の連関
構造に思いを馳せながら、なんて数字というものは不思議で面白いものだと感慨深い思いでいっぱいです。
心と物と対等に位置する数字の奥深さには驚愕至大です。
ペンローズといえば、計算不可能性の議論ですが、人間の心は計算不可能性を含んでいるという議論です
が、私なりに乱暴に導いていくと、その計算不可能性こそ、潜在意識や無意識、集合無意識の部分なのではな
いでしょうか。その部分は機械には作ることが可能であれば、人間と遜色ないロボットを作ることが可能でしょう
が、現時点では意識の解明も十分ではないので、不可能なことだと思います。
そんなことを考えながら、日々計算機を片手に、生活しています。
ただ