石ノ森ヒーローとダイナミックヒーロー

石ノ森ヒーローと永井豪のダイナミックヒーローには大きな違いがある。
石ノ森ヒーローはサイボーグ009の島村ジョーを筆頭に、ロボット刑事のKの様に真面目な優等生スタイルが多い。仮面ライダーの本郷猛も言葉遣いや振る舞いはまさしく、紳士だったし、キカイダーのジローも真面目な気の弱い少年だった。
それに対してダイナミック系ヒーローはデビルマンの不動明、マジンガーZの兜甲児、バイオレンスジャック、ゲッターロボのリョウ、ハヤト、ムサシなど典型的な不良少年タイプが多いのがまた面白い。
それは、永井豪が優等生タイプが好みでないかららしく、こんなエピソードがある。
ゲッターロボは劇中でムサシは壮絶な死を遂げるが、実は、永井豪はリョウを戦死させたかったらしい。
というのはアニメ版のリョウは真面目な優等生になってしまったのが、かなり嫌だったらしい。
そして、リョウを戦死させようと考えたのだが、番組サイドからストップがかかり、実現しなかった。
だから原作版ではそのフラストレーションを晴らしたかったのか、リョウをかなり大暴れさせた。
画像一枚目がゲッターロボGの原作漫画で、作画は今は亡き石川賢が担当した。画像二枚目は、クライマックスで、百鬼帝国の中で暴れ回るゲッタードラゴンでリョウはかなり過激な台詞を大声で叫んでいる。

そして、三枚目の台詞はもうヤクザそのものだし。

でも、私はこの原作特にクライマックスのシーンはかなり気に入っている。ヤクザでもなかなかかっこいいからな。
蛇足だが、真面目な優等生の私はやはり、石ノ森ヒーロータイプだな。