オリジナルストーリー~ある男の悪夢
私の髪はビロードの様に煌びやかで美しい。そして、その触り心地はシルクタッチと呼ばれている。ついこの間も某化粧品メーカーより花の名前を冠したシャンプーのコマーシャルに是非とオファーが来たが、男性なので、という理由で丁重にお断わりした。
ある日の会社の帰り道の事だった。川沿いの歩道を歩いていた私に後ろからバイクの轟音が聞こえてきた。振り向くとレディースと思える二人組がタンデム走行していた。次の瞬間、後ろに座っていたレディースが手に持っていた木刀を私の頭に振りかざしてきた。
「ぎゃっ!」
と私は土手の方に転げ落ちてしまった。意識朦朧となった二人組は私に近づいてきて、一人が私をはがいじめにした。
私は恐怖のあまり
「‥い、命だけは、た、助けて‥。」と懇願した。
すると私の目の前に立ったレディースは
「安心しな、命なんかいらねぇよ。ただし、その髪の毛だけは戴くよーっ!」と私の髪を鷲掴みにした。
「い、痛い!か、髪の毛だけは引っ張らないでーっ!」ぶちっ、ぶちっ、と鈍い音が聞こえてきた。
「うぎゃぁーっ!」とそこで目が覚めた。
「夢か‥。」安心した私は洗面台で洗顔していた。そして、タオルで顔を拭いて鏡を覗き込んだ瞬間、私の悲鳴が部屋中にこだました。
やはり夢ではなかったんだな。(完)
ある日の会社の帰り道の事だった。川沿いの歩道を歩いていた私に後ろからバイクの轟音が聞こえてきた。振り向くとレディースと思える二人組がタンデム走行していた。次の瞬間、後ろに座っていたレディースが手に持っていた木刀を私の頭に振りかざしてきた。
「ぎゃっ!」
と私は土手の方に転げ落ちてしまった。意識朦朧となった二人組は私に近づいてきて、一人が私をはがいじめにした。
私は恐怖のあまり
「‥い、命だけは、た、助けて‥。」と懇願した。
すると私の目の前に立ったレディースは
「安心しな、命なんかいらねぇよ。ただし、その髪の毛だけは戴くよーっ!」と私の髪を鷲掴みにした。
「い、痛い!か、髪の毛だけは引っ張らないでーっ!」ぶちっ、ぶちっ、と鈍い音が聞こえてきた。
「うぎゃぁーっ!」とそこで目が覚めた。
「夢か‥。」安心した私は洗面台で洗顔していた。そして、タオルで顔を拭いて鏡を覗き込んだ瞬間、私の悲鳴が部屋中にこだました。
やはり夢ではなかったんだな。(完)