遡る事6年前・・・


私は大手企業に働いていた


中の中ぐらいの管理職で普通の日々を暮らしていた。


最初の何年目かは常に営業ではトップの部類に入り、上司部下共に


一目置かれる存在であった。


しかし、部署を移動してある事業部に異動したもののそこは大手の企業を


中心に営業していく営業部署で今まで中小企業相手に営業していた私には


全然畑違いな部署であった。


接待、勉強会、交流会、、、


上司は朝は来ず、昼から出社で社員は営業をせず、毎日PCでプレゼン資料を

作ってはもって行くだけ・・・


見込み顧客は3ヶ月後または1年後で受注がとれるかどうかも分からない状態


上司はきれいな女の営業が来ると受注顧客をつけては自分の女にする始末・・・


一番びっくりしたのは、他部署で事務員できれいな女の子が気がついたら自分の


上の役職になっていた。


彼女の事務職から営業の方に移って実力が開花したのでは?と最初は思って

いたのだが、後で聞いた所、上司の夜の喜び隊の一人だったらしい・・・・


人事評価もおかしく

やはり外部営業より内部の営業(例えば上司の運転手、ゴルフの段取り等)


が評価されてしまっていた。


※後にこの事業部は過剰接待、上司の空出張などの理由でなくなってしまった。

もちろん当時の責任者はすべて降格したり左遷させられたりと散々な結末を終えた。


その当時私はこの事業部に憤りを持ってたある日、私が入社した時の上司Sから

電話が掛かり呼び出された。


彼は、入社当時から上の事業部の前までいろいろお世話になった人で年齢も近く

理解ある上司の一人であった。


約半年前に会社を辞めたのまでは知っていたが彼がどこに転職していたのかは

私も他の人間も知らなかった。


某居酒屋で待ち合わせをする事を約束して当日居酒屋で彼にあった時彼の格好が

違っていた


共に大手で仕事をしていた時は常に黒のピシッとしたスーツで髪も黒のオールバック


久しぶりに会った時はラフな格好で髪は茶髪で今風の感じ

髭もあごに蓄え丁寧に手入れされている。


すかさず会った際に自分は


「Sさん今日は仕事お休みですか?」聞いたが、Sは「これが仕事着だよ」と不思議そうに

思ってた自分を軽く笑みを浮かべながら話した。


「実は俺今広告系のベンチャーにいるんだよね」


Sの身なりとその言葉にずっとサラリーマンの体育会系にいた自分には新鮮だった。


いや・・・もうこの時から「ベンチャー」の虜になっていたかもしれない・・・

『こんなはずじゃなかった・・・』


つい先週『会社都合』と一筆書いて『事業規模縮小の為』とチェックされた離職票と年金手帳とハローワークの

手引きが家に送られてきた。


毎年年末になると「難民村」や「ネカフェ難民」などの話しをよく聞く・・・

どっかで彼らの生活をネットで見ては、「俺はこうなるわけない」などとどこかで

哀れみの目でどっかで優越感に浸っていた。


知り合いで無職の人間がいると「大変だね~」と表面上偽善で親身になっているふりで

心の中では、彼よりも上な存在と思い、そんな自分に陶酔していた。


それは、昨年まではそう感じていた。

昨年の自分はまさか心の中で虐げていた人種に自ら入るとは到底思わなかっただろう・・・

会社の地位もあり、人の上に立つ立場であり、事業にも前向きで仕事に没頭していた。


まあこうなった人は皆もしかしたら同じ思いなのかもしれない。


気がついたら出社先はいつのまにやら会社からネカフェへ・・・


どうしてこうなったのだろう?




まず、「ベンチャー企業」をネットで検索してみると「ウィキペディア」にこう書いていた・・・


ベンチャー とは、ベンチャー企業ベンチャービジネスの略であり、新技術や高度な知識を軸に、大企業 では実施しにくい創造的・革新的な経営を展開する中小企業を指す。


ベンチャー企業の始まりは1963年と結構歴史は古く、中小企業が大手企業では出来ない独自の創造の元で

特にアメリカで発達したらしい・・・


・・・ここでまず落ち度が一つ


まず『創造的革新的』と書かれているが、、、


創造的とは簡単に言うと『色んな考えを持って常に冒険しながら思考し続ける事』と一般的に解釈しており、

革新的とは、『今までの習慣、慣習に囚われずあたらしい事を見出す事』らしい。


※一般的な解釈です間違っていたらごめんなさい


とりあえず自分の解釈としてベンチャー企業は『大手企業とは違い色んな可能性がある!』


と思った


まあそれがベンチャー企業という『悪夢』と知らず・・・