著名五木寛之
「人間の覚悟」
稲盛和夫の著書「何のためにいきるのか」で、
稲盛和夫と対談していた方だったので興味を持ち読みました。
簡単に説明すると、
「国によりかからない覚悟を持ちなさい」ということが書いてある本です。
その通りだとうなずけました。
これは大前研一さんも述べていることだけれども、
これから先国が破綻しない可能性が0では決して無い。
だけれども「年金がもらえる」とか「生活は保護されている」とか、
そんな国に頼った生き方を続けている。
もし国が破綻したときに、生き残るためにもそういう、
「国によりかかることをやめる覚悟」をもって行動することを伝えようとしてはる。
読んでいて自分のアンテナにとまった言葉を少し。
「日本人が地上に咲いている花だけに関心を持ち、
土の中に隠れている根には関心を持たなかったことが残念です」
外国の方が日本にきたときに言った一言です。
五木さん本人の言葉ではないのだけれども、興味深かった。
つまり「心のベース」があってはじめてテクニックというものが生きる。
「心のベース」があってはじめて本当の価値が生まれる。
っといった部分ではないかと思います。
西洋人が何故あんなに発展をとげられたのかというと、
西洋の魂があったから。
しかし日本人はその魂をみずに、形の発展だけをとってしまった。
就活でもそう。
テクニックばかり気にすることがある。
しかし本質を見れば、決してそんなテクニックを意識することはないことがわかる。
もうひとつ、
「私たちの世代と今の若い人との大きな違いのひとつは、
憲法第二十五条の
「全ての国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」
の解釈の違いだと思います。」
間違いないと思います。
自分も五木さんとは違う解釈をしていました。
つまり権利を有するとは保障されるではなくて、
権利をもっているから頑張って手に入れなければならないということでしかない。
なら自分を見てみればどうだ、そんなこと考えたことも無い。
保護された環境下の中で暖められた卵でしか未だになかった。
最近ですが、こういう意識付けされる言葉や本とよく出会います。
それは出会うのではなく、もうそろそろそんな歳なのだということで、
アンテナがはれてきているのだと思います。
親友が「一ヶ月に少し変わるだけでもすごい」といっています。
しっかりと自身に生かすためにも、
この「ブログ」を毎日しっかり更新していこうと思っています。