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SimpleMoneyコンサルティング、
公認会計士のみわです。
インボイス制度を理解するには
消費税の歴史にまでさかのぼらないと
理解できないと思っているのですが、、、
なぜフリーランスいじめと言われているか?
問題となるのは
今現在、
免税事業者のフリーランスです。
なぜなら、免税事業者のままでいるか、課税事業者になるか
自分で選択し、届け出をする必要があるからです。
免税事業者のままでいることを選択すると
取引先から取引相手として選んでもらえなくなるリスクがあります。
取引先が課税事業者であると、
年度末に消費税の申告・納税(または還付)をしますが、
この時の取引先は
1年間に払った消費税と預かった消費税の差し引きた残りの金額を納税します。
これを仕入税額控除といいます。
インボイス制度が始まると、免税事業者から預かった消費税は、
預かった消費税としてカウントしてもらえなくなります。
そうすると取引先は
いままで消費税分10%含んで払っていた金額から、
10%分は払わないよ、
ということになる可能性が大きいです。
いわゆる値下げ交渉になります。
または
そもそも免税事業者と取引すると事務作業が増えるから
取引自体をやめるよ、となることが考えられます。
そうなることを避けるために
課税事業者になることを選択する!
場合には
単純にあなたの事務作業が増えます。
いままで免除されていた
消費税申告をする必要があります。
まとめると、
・フリーランスが値下げされる可能性がある
・取引がそもそもなくなる可能性がある
・消費税を申告する事務負担が増える
・日々の取引から消費税分をわけて記帳する必要がある
・請求書の様式を変更する必要がある
このように免税事業者のままでいても
課税事業者になっても
現在免税事業者のフリーランスにとっては
負担が大きい制度であるため、
フリーランスいじめ、と言われているのです。
先月である2023年4月に特例があらたに発表されて
より複雑になった感のあるインボイス制度。
私はいまでも延期・中止を期待しています。
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