週末、ワインのイベントに参加してきました。
ワイン醸造家やワイナリーの方々のお話を聞きながら、
美味しいお料理とワインを楽しむ会です。
今回は、木樽に入った状態でテイスティングされ、
瓶詰め前に先行購入された貴重なワインまで提供して頂き、
なんとも贅沢な時間になりました。
ワインは最高に素晴らしかったのですが、面白かったのは、
ワイン醸造家の味村興成さんのお話です。
質問にも気さくに答えてくださって、
聞きたいことが次々と浮かび、時間が足りないくらいでした。
味村さんは、メルローにこだわって葡萄を育て、
ワインを造っていらっしゃいます。
ご本人いわく、「メルローおじさん」。笑
味村さんの葡萄畑は、購入された当時、
区画ごとにAからLまでのアルファベットが割り振られていたそうです。
でも、「A区画」「B区画」では味気ない。
そこで、それぞれのアルファベットと同じイニシャルを持つバラを植え、
そのバラの名前で区画を呼ぶことにしたのだとか。
なんだか、おしゃれです。
しかも、このバラたち、ただの飾りではありません。
バラは葡萄樹よりも先に病気にかかりやすい性質があり、
畑の異変を知らせる「炭鉱のカナリヤ」のような役割を担っているそうです。
フランスでは、葡萄畑にバラを植えるのは一般的なのだとか。
美しさと実用性を兼ね備えているなんて、
なんともワインらしい世界です。
この日いただいたワインは全部で7種類。
驚いたのは、その内容にもかかわらず、
とても良心的な価格設定だったこと。
清里まで足を運ぶ甲斐があるってものです。
ワイン7種のうち、メルローは4種類。
ロゼが1本、そして収穫年の異なるメルローが3本提供されました。
それぞれのワインには、味村さんご自身が
テイスティングしたときの感想が添えられていました。
抜栓した瞬間の香りに感動したこと。
翌日、翌々日と時間が経つにつれて香りが変化したこと。
ワインのポテンシャルを感じ、飲み頃に思いを馳せたり。
10年後、20年後、熟成が進んだときのワインの変化を想像したり。
そんなことを思いながら、
ワインと向き合っていらっしゃるのが伝わってきました。
お料理も最高に美味しかったです
私はワインを飲むのが大好きですが、
造り手の方の視点に触れる機会はそう多くありません。
だからこそ、その世界の見え方を少し分けてもらえた気がして、
とても楽しかったのです。
好きなものは、知れば知るほど面白くなる。
そんな当たり前のことを、改めて感じた時間でした。
そして、この日の楽しみはワインだけではありません。
宿泊施設のすぐ近くには貸切サウナがあり、
昼間はそちらも満喫してきました。
薪のサウナに、湧水の水風呂。
これが驚くほど冷たい。
でも、入ったあとの爽快感がたまりません。
広々とした外気浴スペースでぼんやり空を眺めながら、
「ああ、今日はいい日だなあ」と思いました。
美味しいワインとお料理。
造り手のお話。
そしてサウナ。
好きなものをたっぷり味わった、最高の一日でした。



