コンドームか避妊手術しか選択肢がなかった男性の避妊手段に、ピルが加わる日も遠くないかもしれない. 米ベイラー大やハーバード大などの研究チームが、精子の数を減らして受精する能力を損なう化合物を見つけ、動物実験で避妊効果を確認した. 研究チームは、精巣で精子ができる際に必要なたんぱく質の働きを阻害する化合物「JQ1」をオスのマウスに3~6週間注射し、精子の数や性質を調べた. 数は通常の28~11%に減り、卵子に受精するときに必要な精子の動きも通常の22~5%に減った. 精子を詳しく調べると、十分に成熟しておらず、受精卵を作る能力がないものが大半だった. JQ1を注射したオスマウスをメスマウスと一緒に飼うと、性行動は通常通りだった. 男性ホルモンの量にも変化はなかった.