午前十時の映画祭
1979年 アメリカ
1980年 日本公開
カラー/ヴィスタ/モノラル
105分
泣きました。
公開時に観た時には退屈だった記憶しかないが、18歳の私には良さが分からなかったワケだな、無理もないか。
久しぶりにどっぷりと感情移入しながら観た。
映画はメリル・ストリープの顔のアップで始まるが、その美しい陰影が実に印象的。
若い頃の彼女は時折、実に不思議な美しさを見せる。
彼女と共に、もちろんダスティン・ホフマンの演技も素晴らしいが、子役のジャスティン・ヘンリーがまた。アカデミー賞助演男優賞にノミネートされたそうだが、受賞できなかったのが不思議なぐらいの名演。彼なしに、本作の成功はなかったろう。
ちなみにこの時、第52回アカデミー賞助演男優賞は、『チャンス』というコメディに出演したメルヴィン・ダグラスという老優が受賞。
余談だが、ホフマンが上司の机上をオットマン代わりに足を乗せたり、ドアを閉めずにオフィスを出て行ったりする場面では、アメリカ人の感性に強い違和感。行儀悪いよね。
94点。