- Deep Purple
- Who Do We Think We Are
1973年発表、第2期最後の作品。
メンバー間の不仲から、Vo.のI.Gillan 脱退が決定事項となっていたこともあり、メンバー全員が互いに真摯に向き合うことができなかったのであろう、曲の練りこみが足らない印象が強い。
Blackmoreの強力なイニシアティヴを感じられないのは「Fireball 」も同様だが、本作と違ってバンド全員で曲を練り上げた結果、どの曲も質的に高い水準にまで高められていたのが本作との比較でありありと分かる。
実は本作は今回25年ぶりぐらいに聴きまして、正直かなり印象を良くはしました。
昔は、1.“Woman From Tokyo”ぐらいしか聴くべきところがないと思い、アルバムも買わずに友人にダビングしてもらったカセットテープしか持っていなかったんです…。
1.は日本ではもちろん、世界的にもヒットしたキャッチーな曲です。
サビの歌メロがリフのフレーズをそのままなぞったものなのが気にはなりますが、このパターンの曲は結構ヒット曲になってますよね。
イントロでのギター、ベース、オルガンが交互にフレーズを弾いてリフを組み立てる手法はユニーク。
日本のフュージョンバンド、CASIOPEA が昔、“Domino Line ”という曲で同様の、もっと凄いことを演ってましたね~。
I.Gillan のシャウトは豪快に決まってますが、Blackmore のギターソロはパッとしないのが残念です。
ま、これはアルバム全体に言えることですが。
他の曲も、アイディアはいいのにスタジオでジャムったのをそのまま録音して出した、というのに近い印象です。もう少し練り上げていけてたら、「Fireball 」並みの聴き応えある作品になっていたと思われて残念。
マニア以外には無理にお薦めしません…w