キャストチェンジとリフレーミング
目の前にジュースが入った瓶があります
喉が渇いたので半分くらい飲んでみました。
その状態を見てどう感じますか?
1 まだ半分残っている。
2 もう半分しか残っていない。
ある日自分の理想の異性が自分の方を見て笑った様な感じがしました。
あなたはどう感じますか?
1 自分に気があるのかな?
2 えっ何かついてる? 着てる服おかしいのかな?
3 後ろに誰かいる?
4 馬鹿にして感じ悪い人だな!
5 一人で笑って変な人!
結果どうでしたか?
同じ現象でも人のとらえ方は様々です。
ある女の子はレストランに行きメニューを決めるのに
やたらと時間がかかります
1 優柔不断でどんくさい子だな!
2 しっかり見て慎重な子だな。
ちょっとこの例えは強引な気もしますが 見方によって短所が長所にも
逆転します。
こんな感じである枠組みをはずして違う枠組で物事を見てみる
これをリフレーミングと言います。
キャストチェンジとはイメージする状況のなか(過去の記憶、未来の想像)
で自分と相手のキャスト(配役)を入れ替えて再度イメージするという事です
要するに自分の感性、心理状態、性格、心で
自分の行動、言動、在り方を受け止めてみて
その時自分がどう感じるか? という事です
K1やボクシングを見ていると「もっと回り込んで打てよ!」
とか 「立ち止まらないで攻めろよ!何やってんだよ!」
なんていう事よくありますよね。
でも実際やってみた人はわかると思いますが
やってる側は普段生活してる状態よりもはるかに
視界が狭くなっています。
だから入り込めないのです。(単に実力不足の場合もありますが・・・)
ひどい場合は魚眼レンズで見てるような状態になる人もいます。
喧嘩してる場合でも似たようなもので
周りが見えにくくなったり やたらと相手がアップで見えているような感じ
または逆にやたらと小さく遠目で見ている感覚とか
結局のところ傍から見ている分には人はおおむね客観的に判断できて
大きく外れる事なく答えが出しやすいという事になります。
その二つのキャストチェンジとリフレーミングを合わせて
イメージしてみると何かの切り口が見えるかも知れません
ちょっとやってみましょう
頭の中でイメージできる人はそのままでやってみてください
イメージしにくい人は左右の親指と人差し指を交互に合わせます
ちょうど写真撮る時とかに手で四角(フレーム)を作ったりするあれです。
それを目の前に持ってきて過去の記憶のシーンや未来のイメージを
そこに再現(イメージ)していきます
できるだけ位置関係や表情など細かくイメージした方が良いですよ。
あとはひたすらイメージします。
目の前の四角の中に「自分物語」が上映されている状態です。
ここで登場する相手側に感情移入してみたりしながらひたすら
その状況を見ます。
さああなたはそのシーンを見る視聴者としてどう感じたでしょうか?
また感情移入する相手やキャストを変えたりして何度も
巻き戻しては見てみるのもいいかも知れません
人は自分が正しいと思って発している言動や行動
時には判断が実は違っている場合もあります。
でもそれはなかなか自分自身では気が付かない場合が多いです。
思わぬ所で相手を傷つけていたり 実はこういう行動を付加していればとか
いろんな事が見えてくるかも知れません。
またその逆で失敗した! 自分はもうダメだ!とか思っている
場合にでも実は全くそんな事がなく 好転する事もあります
例で出しだようなメニューを決めるのに時間のかかる女の子のような
ちょっとした見方の変更やエッセンスの追加で短所が長所へと変わる。
自分を客観的に見つめ直したいときや これからの事考える時に
役に立つかも知れませんのでふと思った時にでもやってみてください。
今日の自分よりも明日の自分がさらに輝くために・・・・