Dementia | 斑の日常♪

Dementia

叫ぶ人がいた

僕に向けてではなかったけど
僕はそれを受け止めてしまった

返せない重さをどうしようもなくて

受 け取るはずだった人を部屋の隅から見る
受け取るはずだった人もこちらを見る

早くしないと溶けてしまうこの声

でも 僕には返し方がわからない
でも僕には届け方がわからない

ごめんなさいの表情を先生は教えてくれなかった

でも で も

そんなもんだったね
結局なんでも終わりが来るんだから

ばいばいの仕方くらいは わかるでしょ?
言われ なくとも知ってます

空が堕ちる時だって
四つ角をあわせる時だって
車に荷物を積むときだって
この声を離す時だって

同 じだよね

さあ受け止めて
元より 少しばかり重くなってしまった声だけど

別れを叫ぶ辛さくらいが
受け止め てしまった僕の罪として丁度いいんじゃない