使い込まれたハーフウォレット
昨年末、ホック部分の修理をさせていただいた ハーフウォレットWL0007N 。
再び自分の手元に戻ってきたウォレットは見事に使い込まれて良い色になっていました。
よく手入れもされていて、表はもちろん内側全体にもオイルが行き届いていました。
「大事に酷使されている」という表現がぴったりでしょうか。
お買い上げから5年ほど経ったそうです。
修理個所のホックは、革にはさむように縫っているので
表の革を丁寧にはがし、中のホックのみ打ち換えて
はがした元の革を縫い付けて完了。
ここまで使い込まれたものなので、
出来るだけ使い込まれた革を生かして修理しました。
内側です。
糸のほつれや擦り切れはありません。
革の破れもないようです。
画像の上のハーフウォレットが新品状態。
5年間使い込まれた結果、趣のある良い色になっています。
小さな傷やシミ。ずっと使ってきた人の思い出も一緒に刻み込まれているような革肌。
丁寧に磨き仕上げているコバですから
長く使いこんでもご覧のようにしっかりとしています。
ブログ用の写真を撮らせていただいて、
お客様の所にお届けしました。
パートナーとしてまだまだお尻のポッケで良い仕事をしてくれることでしょう。
●
お客様から コメントをいただきました。
-----------------------------------------------------
修理ありがとうございました。
お財布ですが、5年ほど使っていると思います。
毎日おしりのポケットに入れて使っておりました。
これからもずーっと使います。
良いものをありがとうございます。
-----------------------------------------------------
この仕事をしていて一番嬉しいお言葉です(^^)。
こちらこそ大変励みになりました。
これからも大事に酷使していってくださいね(笑)
●
-----------------------------------------------------