きゃー、大晦日になってしまいました。

28日に仕事納めをしてから、年賀状、大掃除と、あっという間に過ぎてしまいました。

さて、遅くなりましたが、今日は、前回の記事を書きながら、そうだ、これも書こうと思いついた「わたしの心構え」を書きますね。

それは、タイトルにある通り「お客様をジャッジしない」という事です。

え？

そんなの当たり前では？

と思われるかもしれませんね。

でも、

お客様の立場はさまざま、価値観も色々です。

わたしとは違う立場の方も当然いらっしゃり、そうなると、価値観も違います。

例えばの話ですが、

「いくらお金がかかってもいいから、有名なブランドで揃えて欲しい」

「住み心地は二の次。とにかく人に見せてカッコいい部屋がいい」

みたいな、インテリアコーディネーターとしては正直、（えー、それはどうなの？）と思ってしまうようなご依頼も、時にはあるわけです。

その逆も然りで、「品質とかどうでもよく、とにかく安く！」みたいな。

でも、そこで

「それは違うと思います」とは、わたしは言いたくないのです。

なぜかというと、

「とにかく格好良ければいい」の後ろには、必ず、何かしら、今満たされていない願望、自覚はないかもしれないけれど、深層には満たしたいと思っている気持ちがあると知っているからです。

それは「認められたい」という気持ちかもしれません。

誰に？

友達かもしれない、ライバルかもしれない。

もしかしたら親かもしれない。あるいは。

自分自身かもしれない。

そう考えていけば、何よりその「とにかくカッコ良く」を叶えて差し上げたい！と思えるわけです。

その時には、やはりそのお客様にぜひお勧めしたいと思えるものを、お客様が喜んでくださる形でご提案しています。

もちろん、デザイナーさんやコーディネーターさんの中には、ご自分の信念を持って、本当に良いと思うものを勧めている人、自分の価値観に合致するお客様に向けた仕事をしている人もたくさんおられます。それはとても素敵な事だし、決して否定するわけではないのですが

わたしの持ち味としては、

自分の価値観を押し付ける事はしたくないと思っています。

（まぁ、それでもそれ以外の部分で、合わないと思うお客様も、ごく稀にいらっしゃり、、、申し訳ないことではありますが、人間同士ですから、それは仕方がないことかもしれません！）

表層的な願望を少しずつ掘り下げて、真のニーズを理解していきます。

そして、インテリアが出来上がった時に、見た目だけではなく、心が満たされるようなお部屋づくりをしていきます。

どんな方も、自分の想いを大切にして生きて欲しいです。

さて、今年は過去最高にお仕事に恵まれ、とても充実していました。

コーディネート件数も、受注金額も、飛躍的に上がりました。

少し高いステージに上がったような、見える景色が少し変わったような気がしています。

20年前からずっと、インテリアの仕事がしたいな、できるかな、あんな風になりたいな、でもどうやって？

と、色々もがいていた。その時には思い描いていたところに、もしかして、来れた？という感じです。

たくさんな出会いもあり、学びもあり、本当に良い一年になりました。

お客様、取引先の皆様、協力業者の皆様、本当にありがとうございました。

そして、（もしかして、来れた？）

と思ってはいますが、まだたくさんしたい事もあるので、更なる進化をしていきたいです！

来年もどうぞよろしくお願いいたします。

皆様にとって、健康で幸せな一年となりますように。